日本から帰ることにしました
ステータスを確認したらスッゴいことになっていたよ‼
‥‥‥これはヤバい。
周辺のものを手当たり次第に九十九神にできるレベルだ。
この世界のバランスを崩しかねないぞ。
今は力を抑えてるからいいけど‥‥‥。
『すぐに帰った方がいいかもしれんな』
‥‥‥うん。
レイラたちに集まってもらった。
「あのさ‥‥‥スッゴい言いづらいんだけど」
「?なんでしょう」
「あっちに‥‥‥帰ろうかなって思うんだ」
レイラの笑顔が固まる。
「何でっすか!?」
「そうじゃ!未だ約束も果たしてないぞ‼」
「あ、今すぐって訳じゃなくて」
東の顔が見てわかるほどにホッとした顔になった。
「でも前‥‥‥5年くらいだって」
「でも俺な‥‥‥進化しちゃったみたいなんだ」
「「「へ?」」」
まぁ、そう言われて、あ、そうなんだー。とはならないよな。
「それは‥‥‥一体‥‥‥?」
俺はステータスを可視化して三人に見せる。
「これは‥‥‥凄いのか?」
東と龍馬は分からないだろうな。ちなみに、今この二人には漢数字で表記されている。読む人によって文字や表記が変わるのだ。
「‥‥‥ありえない」
レイラは分かる。このステータスのヤバさが。
「極星様‼これは、とんでもないですよね‥‥‥」
うん。とんでもないね。
驚きすぎて言葉が繋がってないよ?
「私のステータス‥‥‥見せていただけませんか?」
「わかった」
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種族 神
名 レイラ・クラウン
称号 人間の神
加護 母神の加護 武器精霊の加護
スキル 武器の心
魔法 炎球 魔方陣発動 空間魔法(3) etc.
HP 2783/2348
MP 2376/2376
SP 1793/1093
運 127
速度 83
攻撃 64
防御 70
知力 79
体力 58
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こんな感じだ。
これでも世界最強レベルだ。
俺の力がどれだけのものか判るだろう。
「こんなにも差があるなんて‥‥‥」
うん。俺もびっくりだよ。
「やはり‥‥‥帰るべきですね、これは」
「そうだな。生態系に狂いが生じる危険性がある以上長居は不味い」
ここでの最後の仕事を終えたら帰らないと。
最後の仕事の日になった。
今日が最後と宣伝したら沢山人が集まってきた。
「なんや大事になってきたのう」
「ここまで来るとは‥‥‥」
ライブ会場が此処で良かった。
普通の店とかじゃ入りきらない。
「‥‥‥本当に帰るんか?」
「ああ‥‥‥此処には俺の力を出せるところがない。出せば此処に迷惑がかかる」
でも‥‥‥実際に帰るのはレイラだけだ。
これは、フェント達には言ってあるが、レイラ本人には話していない。
次のところは危険すぎるから。
「おまん‥‥‥レイラに隠し事しとらんか?」
え?
「わしはそう言うの見分けるの得意なんじゃ」
ケラケラと笑う。
「レイラは‥‥‥それでええんかのう」
グサリ。と言葉が刺さる。
レイラは‥‥‥きっとついてこようとするだろう。
でも。
「例えなんと言われようが俺は行かなければならない」
まだ、自分の力が判らないから。
そんな危険な場所にレイラは連れていけない。
「‥‥‥ちゃんと考え抜いてその答えが出たみたいじゃのう。ならば、わしはなにも言うことはないきに」
ありがとう、龍馬。
最後の楽器は‥‥‥ヴァイオリン。
この世界で最初に弾いた楽器で終わろうと思っていたから。
ヴァイオリンのチューニングを済ませて、舞台に立つ。
進化したことでどうやら背が伸びて今は180を越えている。
最初は何にもなかったけど、その次は簀もどきに乗ったっけ。
‥‥‥ほんの数ヵ月しか此処にはいなかったけど、色々と楽しかった。
此処に誘ってくれたアマテラスや東、龍馬たちに感謝しないとな。
ヴァイオリンを構えて弾く。
曲は‥‥‥《G線上のアリア》
最後のステージだったけど、やっぱりあんまり覚えてない。
これからは、周囲を気にしながらでも弾けるようにしないとな。
「ありがとう。色々と楽しかった」
「こちらこそっす‼また遊びに来てくださいっす‼」
「神様といられるなんて面白い体験をしたきにのう。これも、神のお告げってやつかのう‼」
今にも泣き出しそうな東と、ケラケラと笑う龍馬。
「今までありがとうございました‼」
レイラも泣きそうになっている。
「じゃあな!またいつか気が向いたら来るよ」
「まったく‥‥‥素直じゃ無いんですから」
「あ!龍馬にサインとか貰っておけば良かった!」
「なにバカみたいなこと言ってるんですか‥‥‥‥」
最近レイラがかなり蔑んでくる気がする。




