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物凄い物騒なネーミングなんですけど

 野宿生活が終わり、一安心‥‥‥と思いきや、街に着いたところでレイラが早速ナンパされてる。


「な。奢ってやるからさ」

「止めてください。私は‥‥‥」


 そう言って俺のところに走ってくる。


「極星様のものですから」


 ‥‥‥誤解を招きそうな発言はやめてね?


「チッ」


 舌打ちして去っていった。

 なにしに来たんだ、あいつ。

 ちなみに東は只今おつかい中だ。手頃な宿を取ってくれてる。


 俺は、胡椒などの調味料を買いに来た。

 うーん。ちょっと高いな。


「これ、もう少し安くなりません?」


 値段交渉して3分の2の値段で買った。

 そんなこんなしていたら東が帰ってきたので買い物をやめる。


 さて、宿にいくか。

 ‥‥‥と思ったら、なんかチンピラが大量に沸いて出た。


「その背負ってるの置いて出ていくなら命だけは助けてやるぜ‼」


 あああ‼

 めんどくさい‼

 もう知らん‼問答無用で吹き飛ばしてやらぁ‼






 ほんとに吹き飛ばしてしまった‥‥‥。

 この辺は少し人通りが少ないから良いとしよう‼

 無視だ‼無視‼


 さっさと帰ろう‥‥‥。




 またやってしまった俺にレイラは笑顔で、「‥‥‥後始末はご自分でしてくださいね?」って‥‥‥。

 最近レイラが冷たい気がする。

 俺が悪いんだけどね?


 酒場っぽいところがあったので(食堂とくっついていた)レイラたちと行ってみる。

 なんとなーく、チンピラっぽいのは居るが、寧ろ子供連れが多い。

 どちらかと言えば、ファミレスっぽいな。


 とにかくつまめるものを頼み、雑談をする。

 こういう時間ってあんまり無かったな。これから作るようにしていこうかな。




「なぁ、あんたら見ない顔だな」


 絡まれたかと思ったら普通に見たことがないやつに挨拶に来ただけっぽい。


「ええまぁ、旅をしているものでして」

「そうかい、出身は?」

「因幡っす‼」


 おお、グッジョブ東‼

 ちなみに因幡は、現代の鳥取県に当たる地名だ。

 東の故郷らしい。


「そりゃ大変だったなこんな遠くまで。歩きだろう?」

「それはもう色々とあったんすよ」


 二人は豪快に笑い、喋り続けている。

 東の会話テク半端ねえ‼俺も教えてもらおうかな。


「面白いやつだな、名前は?」

「東恭一っす‼」

「なに?あの戦闘屋のか?」


 え?東って有名人だったりするのか?


「そうなんすよ」

「そりゃ本当か?面白い‼まさかあの《修羅の戦闘屋 東 恭一》に会えるなんてな‼」


 まじか‼この時代に二つ名がついてるのってかなり凄い証拠なのに‥‥‥まあそうか。俺以外に負けたこと無いって言ってたもんな。


「ところで、そっちのお前は?」

「極星です」


 これでいっか。


「嘘だろ!?あの極星か?」


 え、俺以外に極星って居るのか?


「あの極星かは分かりかねますが、俺の名前は極星です」

「あの《暗殺屋殺しの極星》なのか‥‥‥?」


 おいおいおいおい‼

 なんて物騒な二つ名なんだよ‼

 暗殺屋殺しってなに?殺したこと無いぞ?


「なんで暗殺屋殺し‥‥‥?」

「暗殺屋に襲い掛かってはでかい刀で吹き飛ばして殺していくんだろ?」


 おおう、あながち間違っているとも言えないぞ、これ!

 確かに吹き飛ばしたけど‼襲ってきたから襲いかかりましたけど‼


「なんで‥‥‥殺したこと無いぞ、俺」

「でも、吹き飛ばしたんですよね?」


 そこを突くな、レイラ‥‥‥。


「音楽家とか、もっと無害そうなやつが良かった」

「それは、仕方ないと思いますけど」


『いいなぁ、暗殺屋殺し。かっこ良くね?』


 良くはないわ。寧ろ怖いわ。


「って言うかレイラは?」

「レイラ‥‥‥?聞いたこと無いな」


 そりゃそうか。レイラは基本的に戦ったりしないもんな。

 たまに東と訓練したり、俺と訓練したりしてるけど。

 因みに、俺たちの強さ順は、


 俺


 レイラ、邪神


 東


 なので、邪神はともかく、レイラは表舞台に立ったら速攻で噂が広がりそうだ。

 美しい女性槍使いが現れた!って。

 本人男だし、レイラは女として接されるのが嫌いなのでこんなことはレイラの前では絶対に言えない。

 言ったら方天画戟で首をスパーン‼って‥‥‥

 考えないようにしよう。


「‥‥‥今失礼なこと考えてませんでしたか?」

「考えてない‼考えてないって‼」


 考えてないからああああぁぁぁ‼

「って言うかこれは失礼なことなのか‥‥‥?」

「でも何かしら考えてたんですよね?」


 ‥‥‥っは!ちょっと!?

 ナイフ!ナイフしまってええええぇぇぇ!

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