やっぱりめんどくさくなってきました
「勝手に困ってろだと?俺らが何なのかわかんねーの?」 「存じ上げません」
もうめんどくさいなー。
『殺っちゃう?殺っちゃう?』
殺らねえよ。
『チッ』
お前は黙ってろ。
「なんだこいつ」
「生意気だな」
生意気で結構。
悪口なんて怪我しないからいつまで言ってくれても俺は良いぜ?
関わらねえがな‼
「あ、判りました。金がなくて困ってていて、他の金持ってそうな人から無理やりむしりとってそれをギャンブルかなんかに当てる最低最悪な方々ですね‼」
早口で言ってやった。
「ギャンブル?」
あ、そういやこの言葉この時代でわかる人って滅多にいないんだっけ。
「なんか貶されたのは判るぞ」
「おー。よく判りましたね。偉い偉い」
「ぶん殴るぞ!」
店内だからな。
「外でお願いします。ここではこのお店に迷惑極まりないですし」
最後のうどんを食べる。美味しかった。
「ご馳走さまでした」
皿を返して外に出る。
レイラには念話で色々伝えてある。
「そんじゃあ、表に出ましょうか」
チンピラがなぜか困惑している。
全員棒立ち状態だ。
「お、お前ら‼行くぞ!」
「は、はい!」
「まさか自分から表に出ようなんでバカ抜かすやつが居たなんてな」
「どうぞご勝手に暴言を吐いてください」
チンピラの顔に青筋が浮く。
「さっきから聞いていればお前、好きかって言ってくれんじゃねえか」
うわお。チンピラっぽい発言。
「そうですね。正直に言えば貴方たちと目を会わせるのも嫌ですが、後々面倒くさくなりそうなので謝っておきます。すみません・・・これでよろしいですか?」
「てめえ‼優しくしてやれば付け上がりやがって‼もう我慢できねえ‼おめえら、行くぞ‼殺してやる」
殺してやる・・・か。
「そうですか、殺すのですね。・・・でも貴方達に自分が死ぬ覚悟が有るときしか、その言葉は行ってはならねえんだよ?」
殺気を放つ。
「貴方たちのようなチンピラは殺すつもりがあっても、殺されるつもりはないようなバカどもが殆どだ」
「さぁて。殺される準備は出来たかな?」
刀を鞘ごと構える。
「鞘に収まっていてもからだが吹き飛ぶ位の威力はあるぜ?」
ニヤリ。と口元が緩んだのを感じた。
「いやー・・・弱すぎて加減が難しいな」
足の骨を折って動けないやつに近付く。
「あんだけ虚勢張っといてこれ?つまらない、つまらなすぎる」
聖十刀(鞘入り)を首もとにピタリと当ててそいつに囁く。
「・・・そんなに死にたいのなら今すぐに殺してあげるよ?」
そいつが気絶した。
・・・よし!片付いたってことにしておこう‼
チンピラどもを道の端に固めておいておく。
あ、邪魔かな?まあいいや。
先に宿に戻ってもらっていたレイラたちと合流する。
「流石極星っすね‼あっさり過ぎてちょっと怖いっす」
あいつらが弱かったんだよ。
「でもなんで刀奪ってこなかったんすか?」
「?」
「奪ってきてないなら引き分けってことになるっすよ?」
まじか‼
まあいいか、実力の差は実感しただろうしな。
「そんなことより・・・面倒くさくなりそうっすね」
「ですね」
「だな」
『全部お前のせいだろ』
うるさいなぁ。判ってるよ。
「俺が何とかしてくるからここにいてくれ。チンピラばかりだし、強いやつにも遅れはとらないと思う」
「極星なら多分もう日本一っすよ」
お世辞じゃなく、本当にそう思っているみたいだな。まぁなんかあったら魔法使えばいいし。
・・・やめといた方がいいから極力我慢するけど。
「じゃあ、行ってくるわ」
「「行ってらっしゃい」」
「俺って絡まれやすいのは体質なんじゃないのかって思える位絡まれやすいよな」
「今さらですね!」
「今さらっすね!」
・・・酷くね?




