電気ショックの目覚ましって過激でしょうか?
今日は二話更新します‼
東恭一は色々とすごい。
この場の適応力もだし、刀の腕も上から数えた方が早いくらい良いらしい。
清空流って結構難しい。なんというか・・・身体を如何にフルに使って戦うか、みたいな感じだ。
因みに、俺も一応流派はある。
《無双武具流》って言う。俺が作った流派だが、元々は《武具流》ってだけの名前だったのに、誰かが無双なんて言葉を付け足して広めたのでそっちが正規の名前みたいに認識されるようになった。
どっちでも良いけどさ。
無双武具流はどんな状況下でも戦える戦いかたをする流派だ。
極端なことを言えば、お釜や、やかんなどの武器ではないものも活用し、相手と戦えるようにするやり方だ。
実戦向きの流派だが、段々と魅せる戦いかたが流行って廃れていった。
腹が減ったのでご飯を食べに行く。
食堂があったので入ってみる。
中々綺麗な店内だ。値段も丁度適正価格で。
日替わり定食を頼む。がっつり和食だった。
俺は何度も食べたことがあるので特に思わなかったが、レイラはサバの味噌煮が気に入ったらしい。
確かに美味しかった。
サバだけじゃなくて味噌自体もいい風味で、ちょっぴり甘めだった。
宿に帰って各々やりたいことをする。
東は、刀の手入れ。
レイラは、資金の換算や仕事。お金とか、全部任せてあるんだよね。
俺は、楽器の手入れ、練習。
・・・なんか俺だけ遊んでるみたいだな。
『実際違うのか?』
う・・・。痛いとこ突いてくるな。
『楽器は娯楽だろう?』
い、一応資金源だし。
『子供が仕事して親は娯楽ね』
間違っちゃいないとは思うが‼言い方を考えろ‼
真夜中。
仕事が一段落したので訓練をするためにこっそり外に出る。
こんな珍しい武器振り回してるやつがいたら一発で有名になりそうだからな。
周りに防音壁を張り、刀を振る。
俺が振るのに合わせて風が起こり、轟音がなる。
防音はって正解だな。
その状態が何時間か続き、空が明るくなってきた。
防音壁を取り、帰る。
今日の予定をもう一度確認して朝ごはんを食べ・・・
ズドーン‼
そんな音が聞こえる。大砲みたいな音だな。
って思ってたら本当に大砲らしい。
なんでこんな村に大砲が撃ち込まれるんだ?
また、1波乱ありそうな予感・・・
「何ですか今のは‼」
「判らん」
「遠視は?」
忘れてたわ。
遠視を使って様子を見る。
「なんかさぁ、お偉いさんがこの村潰して別荘建てるってのに反対した村人にイラついてお偉いさんが」
「大砲を?」
「そうみたいだな」
「行きましょう‼」
レイラが突っ走っていく。大丈夫か?
俺も東を叩き起こして後を追う。
因みに、荷物はストレージに全部突っ込んだ。
レイラの下着とかあったけど。男の下着なんてあんまり女性って気にしないのに、女性の下着見ると訴えられるのってナンだろうね。
とにかく全部片付けて向かう。
途中で寝ぼけた東が盛大にこけた。寝起きはよろしくないらしい。
仕方無いので担いで走る。
「おうおうおう‼ここにあらせられるのは後々昇格されて立派な領地を与えられることになる方だ!控えよ‼」
とかなんとか言ってるけど全部未然形だし、その辺大砲でぶち壊されて苛立っている人達が控える訳がない。
「あいつ・・・何者だ?」
めっちゃ俺の事を見てくる。
って言うか、レイラは?!
突っ走って迷ったのかあの子は!?
前にもあったなー。意外と方向音痴な所があるんだよな。
かくいう俺もそうな訳で。特殊能力のメニューの1つのマップで何とかしてるわけで。
あれないと、マジで迷うんだよな・・・
「おい、そこの男‼何者だ‼」
「?」
「そこの男を担いだ男‼」
「ああ、俺か」
判ってたけど。
「お前以外に誰がいる!」
「この担いでる奴とか?」
・・・ないか。
って言うか東‼こいつ本気で二度寝してやがる‼
ちょっと電気ショックを使って起こしてやる。
パチッ
「いってええぇぇ‼」
ちょっと強かったかな?
「なにするんすか、極星‼」
「いや、あまりに起きないから、つい」
『電気ショックはやりすぎだろう』
そうかな?テヘペロ。
『・・・気持ち悪い』
ひでぇ。
俺もそう思ったけどね。
「おい!」
あ、忘れてた。
「はい、何でしょうか」
「お前・・・何者だ?」
「音楽家ですけど」
「は?」
何がおかしい?
「なにか変ですか?」
「当たり前だろう!そんな大の男を片手で担いで走り、息1つ乱していない‼異常だ‼」
うっわ。果てしなくどうでもいい。
「で、なんでしょうか」
「この方の下に付け」
・・・はぁ?
「え、嫌ですけど」
「なんだと‼この方につけば最下級でも恩恵がくるようになるぞ!」
「必要ありません。しかも全部未然形だから、確実にこの人が出世するとも言い切れないし。それに・・・」
ぐるり、と辺りを見回す。
「罪もない人達に刃を向けた瞬間から、貴方達は終わっている」
「な‼」
そうだそうだ!とかなんとかギャラリーが言ってる。
同意してくれるならこの状況を何とかするのを手伝ってほしいと思うんだがな。
「罪ならある‼」
「・・・なにがありますか?」
少しだけ威圧する。
「こ、この方に刃向かったものが居るのだ‼」
「へぇ・・・他には?」
「ほ、他だと?」
「勿論。たったそれだけで罪と言えるなら貴方達は全員死刑レベルですよ?」
う・・・と呻く。
これだけで揺さぶりをかけられるなんて、こいつらメンタルも力も無さすぎ。
「あれ!?ここさっきも通りました!?」
レイラ、ただ今迷子中。




