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なんか思いの外この世界が面白いことに気がつきました

東の顔が戻らない。


生きてますかー?


『生きてるぞ。ただ、本日一番のダメージを負ったのは間違いないな』


だな。

よし、放っといてレイラの鎖をと・・・ろうかと思ったら立ち上がってブチブチブチブチまるで糸みたいに引き裂く。

・・・レイラと喧嘩したらいつか殺されそうだ。


「なんか失礼なこと考えてません?」

「イイエ、ナニモ」

「・・・?」


いぶかしげな顔でこっちをみないで‼


「あれ?マッチョ達は?」


『お前が戦闘を始めたらすごい速度で逃げてったぞ?』


さいですか。




あ、東が起きた。


「うう・・・あり得ねぇ。こんなに・・・こんなに可愛いのに‼」


うん。そこには同意するわ。


「あの・・・」


あ、レイラが埒があかないと思ったのか、あそこを見せた。

下じゃねぇよ!上だよ?‼


「な、ない・・・」


はっはっは。御愁傷様です。






なんか、荷物が増えた。

東だ。

あの後直ぐに逃げ出そうとしたら、東が付いてきた。

どうでもいい話だが、刀が新しいのになってる。俺が壊したやつよりよっぽど上等な刀だ。


「雑用でもなんでもやりますんで‼」


信頼できないが、嘘は言ってないっぽい。



・・・どうするかな。


『捨てちゃえ‼』


なんか地獄のはてまで追ってきそうな勢いなんだよな・・・。


『確かに・・・でも、お前正体バレるぞ?』


そこなんだよな。


「あ、精霊神様。もうそろそろつくようです」


ちょっ‼レイラ‼


「せいれいしん・・・?」

「あ、気にせんでいいから‼」


レイラぁ。少しは隠そうとだな・・・


「ところであんたの名前は?」


ぎくっ‼


「そういえば私も知りません‼」


ぎくっ‼


教えてないもんな。

誰も名前で読んじゃくれないし。

でも、そうだな・・・


「面白くなりそうだから教えない‼」


はっはっは。

もう面倒だからこれでいいや。


「な、なんでですか?」

「特に意味はないが?」

「じゃあ教えてくれよー」


「・・・じゃあ、母様って呼びますよ‼」

「それはやめて‼」


・・・っは!


「え・・・?母・・・?え?」


や、やばい。

東にバレる‼


「母みたいな役割をするから、母様です!」


お、おお。

レイラが機転を利かせて助かった・・・って言うか全部レイラのせいだからな?


「あ、成る程‼」


よし、こいつがお馬鹿で助かった!


「じゃあ、何て呼べばいいんだ?」

「好きに呼べ」

「じゃあ母様で」

「それはやめて‼」


「えー。じゃあ・・・」


お、東がない頭から何かを考え出そうと頑張ってるぞ。

・・・これはちょっとひどいな。


極星(きょくせい)


おお!なんかそれっぽいのが出た!

極星か。うん、これでいいや。


『意外と格好いいな』


「なんで星?」

「いや、あんたが刀を振ってるときに思ったんだ。まるで流れ星みたいだなって」


じゃあなぜ流星じゃないのか。

まあそれはこいつの感覚だし置いとくか。


「わかった。俺のことは極星と呼べ」

「はい」

「おう」

『わかった』


お前は別にいいんだけどな?







名前が決まって数時間後、目的の村へ到着。

宿をとる。勿論全員別の部屋だ。


俺の部屋に集まってそれぞれが自己紹介をすることになった。

・・・ここで神であることを言うつもりだが、こいつはどこまで信じるかね。


「・・・自己紹介の前に、お前に1つ言っておく。お前は俺たちの秘密を絶対に外に漏らさないと誓えるか?」

「?そんなことをするメリットはあるのか?」


それを聞いて俺とレイラは吹き出してしまう。

この世界は・・・本当に面白いな。


「まず、俺から言うなー」


ことの重大さを判っていない東がいきなり自己紹介を始める。


「俺は東 恭一だ。18歳。武器はこの名刀《修羅》だ。戦いかたは知っての通りだ。流派は《清空流》だ」


清空流は、東の祖父が造ったらしく、もうこの流派なのは東だけらしい。

時代の流れかね。



「じゃあ、俺とレイラの秘密から話すとしようか」




「・・・お前は神や魔法の存在を信じるか?」

「あ‼宿代払い戻すの忘れてた‼」

「いまさらですね・・・」

『遅っ‼』


気づいてたなら言えよ‼

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