武器精霊
レイラに俺のお手製武器、方天画戟をみせた。
レイラは飛び上がって喜んでくれたよ。やったね‼
「すごいすごい!かっこいい‼」
ぴょんぴょん跳び跳ねて喜んでいる。
‥‥‥よかったね。俺、君が心配だわ。
‥‥‥持てるよな?
「持ってみて」
「すごい‥‥‥掴みやすい‼」
まぁ、これは普通に持てるわな。
かなり軽い金属で出来てるし。
本人が気に入ってるからいいか。どうなるかは知らん‼
ん?
なんか方天画戟の周りに光が集まってる‥‥‥?
魔力眼に変えてみてみよう。これも魔眼の一種なんだけど、その名の通り、魔力が見える。魔眼のなかでもメジャーなやつだ。
とにかく、見てみる。
え‥‥‥?
守護精霊宿ってね‥‥‥?
守護精霊っていうのは武器なんかに宿る精霊だ。
九十九神に近いものがある。
ちなみに俺の武器、《聖十刀》にもいる。
最初は10個の武器に変形できたから、聖十刀なんだけど、最近では扱いに滅茶苦茶慣れて、ほぼどんな形にも変形できるようになったから、名前を変更すべきだとちょっと思ってる。
さて、この方天画戟の精霊をどうするべきか。
守護精霊は作った人と使用する人の思いに答えて現れる精霊だ。
それだけレイラがこの方天画戟を気に入ってくれているんだな。
なんか感動。
問題なのは精霊が完璧に宿ってしまってレイラが契約を結ぶこと。
これをやると、方天画戟はレイラにとって物凄く使いやすい武器になる。
重さがレイラだけにはちょっと軽くなったり、身体能力が上がったり。
いいことも多いが、方天画戟を手放せなくなる。
つまり、上手く扱えなくても一生この武器しか使えない。
俺の聖十刀みたいに変形させて使えるならまだしも、方天画戟はこのままの形態から変化しない。
「レイラ。精霊が宿ってる」
「ほんとですか‼」
「契約すれば、方天画戟しか使えなくなる。どうする?」
「はい‼一生この子を使います‼」
まじか‼
って思ってるうちに契約されちゃった‼
いいのか?!
これでいいのか?!
まぁ、本人の勝手だし‥‥‥
俺は作っただけだし。
「これからよろしくね‼」
方天画戟に話し掛けてる。
もう勝手にして‥‥‥
「精霊神様もこれからよろしくお願いいたします‼」
うん。これはこれでいいか‼
「ああ、よろしく」
方天画戟の精霊が笑ったようにみえた。




