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特別編 隼人サイド その1

100部目ですよ!

というわけで隼人サイドのお話しです。

時間軸がかなり前後しておりますが、隼人が学校入学してから極星がアトリートを離れるまでです。

明日はその先です。


因みに、今回は邪神目線です。

 隼人が学校に行き始めた。正直不安でしかたがない。ということで、俺がちょっと見守ることにしたぜ!こっそり極星の体から抜け出して尾行する。


 いや、こんなことするつもりなかったんだけどね?極星の感情ってそのまま俺に還元されるから極星の為なんだぜ!


 っと、学校についたな。式なんてのはないから早速教室に向かうらしい。


 おいおい!教室間違えてるぞ!そこは上級生用の教室だ!全くもう!仕方無いな!


 魔法で隼人の頭上に隼人の教室の位置が書かれた紙を落とす。それを見て間違えたと気付いたらしい。先が思いやられる。


 教室に入って暫くすると自己紹介の時間になった。大丈夫かな?


「ハヤト・クラウンです。属性は無属性、魔法が得意です。あと、剣術と格闘術が少しです。よろしくお願いします」


 ふむふむ。中々無難な自己紹介だな。良しとしよう。


 そして、授業になった。初日からとか可哀想だなー。俺は適当に見ていよう。


「それでは魔法を見せてもらいましょう。ハヤト君」

「はい、えっと。えい!」


 ちょ、隼人!突然中級は不味いって!しかも火属性の【火炎(フレア)】じゃん!結構周囲に影響が出るの選んだな!


「え?嘘!?」

「どうですか?」

「無属性じゃないの!?」

「全部できますよ!」


 ふぅー……。不味いぞ。色々と面倒だぞ、これは。


「も、もういいわよ」

「ありがとうございます」


 隼人は自分の異常性に気がついていないからな……極星に似たのか。






「平民の癖に、貴族に楯突くな!」

「きゃ!」


 教室で階級間トラブル発生。貴族って傲慢なやつしかいないのかね?そうとも言い切れないけどな。グラスさんとか。


「ダメだよ!」


 わぁー。隼人が仲裁に行ってしまった。……ヤバくないか?


「おい!平民の癖に生意気だぞ!」

「そんなのここでは関係ないって先生言ってたよ!」

「そんなのは建前に決まってるだろうが!貴族様は偉いんだから従えよ!」


 魔力が動いたのが見えたから反発させて魔力を打ち消す。あ、極星の魔力ちょっと消費した。バレないかな?


「な!?何をした!」

「「「?」」」


 周囲は全員意味がわかっていない。あ、またやろうとしてる。キャンセルキャンセルっと。


「またやったな!」

「「「?」」」


 へへーんだ!俺を感知できないなら意味ないよーだ!ばーか!


「くそ!行くぞ!」


 何がしたかったんだ?まぁ、いいや。


「有り難う!」

「困ってる人は助けろって良く言われてるしね」


 隼人。ちょっと惜しいぞ。困ってる人は面倒ごとにならない程度に助けろって極星は良く言ってるぞ。面倒ごとになりかけてるの気付いてないだろ。


 で、助けた子達でハーレム結成された。


 助けた子達だけではないけど、殆どそんな感じ。速すぎるだろ。光の早さだな。


 極星はこれを知ったらどう思うんだろ?






「ハヤト君!また一番だったんでしょ?凄いね!」


 女子達に囲まれている隼人。隼人は極星の訓練を物心付いたときから自然と受けている。英才教育ってやつだな。だから授業では判らないことはないし、一番苦手な体術でも学年上位には常に食い込んでいる。


「ぼくなんか未だ未だだよ」

「謙遜しなくてもいいのに」


 謙遜というか。隼人の周りが化け物というか。すると、編入生が入るらしい、という話をし出した隼人たち。


 へー。編入生か。なんか気になるな。後で来るんだろうけど。


「それでは、編入生を紹介します。入ってください」


 先生が来て皆が静かになったところでその話が出た。どんなやつだろ?


「王都から来ました、リリアーナ・エリッタですわ。7歳で、火魔法を使えますわ。宜しく」


 ………?


 ああああああ!あのお嬢さんじゃねーか!奴隷連れ回してギルドに押し掛けてきた……。


 グラスさんがここに入れたんだろうな。隼人と同じクラスなのは偶然なのかわざとなのか判らんけど。


「宜しくですわ」

「宜しく」


 隼人の席とはそんなに近くないか。でもバレるのも時間の問題ではあるかな。






 隼人はあまりあのお嬢さんとは話さなかった。というか、取り巻きの女の子達が近寄らせなかった。鉄壁のガードだ。


「ハヤト君。君の知り合いだという人が来ているんだけど?」

「あ、はい」


 取り巻き数人も付いていく。どうやら階級があるらしく、上の階級にいる人ほど隼人の近くに居られるらしい。もうこれファンクラブじゃないのか?


 隼人を呼んだのは極星だった。やっぱり帰ることを決めたのでそれを話しに来ていたみたいだった。


 随分落ち込んだ、けど、どこか強い意思を宿した目をして帰って来た。


「ハヤト君。さっきの誰なの?」

「極星っていうんだ」

「どんな人?」

「えーっと、面倒くさがり屋で、背が高くて、悪戯が好きで、楽器を触ろうとするととにかく怒られる」


 とんでもねえ悪人みたいになってるぞ。


「なにそれ」

「でも、たまに優しいし、ぼくよりもずっと強い。いつか勝つんだ。勝ってみせる」

「クス。うん。頑張ってね」


 笑われてるぞー。良いなら良いけど。






 また極星が来た。それで、この前作ってた剣を隼人に渡して去っていったらしい。


「なにそれ?」

「極星がくれた。これを使って強くなれって」


 隼人の取り巻きには武器商人の子もいる。一目みて、神剣だと気付いた。物騒だよな。


「これ神剣!?」

「うん。なんかぼくにしか使えないって言われたけど」

「魔力付与がしてある。それと、魔力伝導まで……!杖の代わりになるよ、それ。ううん。杖なんかよりも圧倒的に魔力効率上がるかもしれない」


 詳しすぎだろ!ちょっとビビったわ!


「そうなの?……ねぇ、皆。お願いがあるんだけど……」


 その日から隼人は何かをせっせと作り出した。俺はそろそろ戻らないと極星が確実に気付くからもう戻ることにする。ただ、折角だし、何かしていこう。


 隼人の神剣に近付いてちょっと細工を施す。これは俺みたいな武器精霊に反応して格段に威力をあげる術式だ。極星も知らない術式。俺が武器精霊だから作れた。


 こんなことをしたらまた折角貯めた魔力を放出しないとな……相変わらず、この体は燃費が悪い。





「極星!」


 世界線を出る前に隼人が不格好なイヤリングを渡してきた。これを作っていたのか。極星はかたっぽを受け取ってもうかたっぽは返した。


 本人気付いてないから言わないけど、これ恋人同士がやるやつだよな?まぁ、でも別にどうでもいいか!

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