方天画戟
因みに、主人公は女と言われてもわからない位男らしいです。
おすすめね‥‥‥
ない訳じゃないが、どれにするか。
「とりあえず体力作り」
「えー」
えー。って‥‥‥
気持ちは判るけどさ。
俺は紙にやることメモを書いた。
「ほい」
「?」
「今日から毎日それやって」
「わかりました‥‥‥ってこれどんだけやらなきゃいけないんです?!」
「お前はひょろっひょろだし。はい、go‼」
うわぁ。って呟いて走り込みにいった。
ふむ。
右足に少し重心が傾いてるな。
それから‥‥‥
『さぼっているようでさぼれないよな、お前』
そう言う性分なんだよ。
『ま、ファイト』
あっそ。
話しているうちに癖が判った。
あの癖のつきかただと‥‥‥
あの武器か。
ゼイゼイ言ってるけど早くね?
大丈夫かあの子。
「お前の武器を決めた」
「はぁ‥‥‥はぁ。‥‥‥なんでしょう?」
俺が提案した武器はレイラには良く分からなかったらしい。
けど、俺に提案された物ならどんなものでも使いこなして見せます‼って意気込んでいた。
まぁ、了承を得たからいいや。
さてと、創りますか。
世界をねじ曲げられる武器を。
‥‥‥‥言ってみたかったんです。
工房に入る。どの材料にしようかな。
レイラの筋力からして、軽くて小回りの利くやつにしないとな。
‥‥‥聖鋼かな。
前になんか色々と鋼やらクリスタルやらを混ぜて遊んでたら、軽くて強度も抜群の良くわからんレアメタルが出来た。これが聖鋼。
下界では危なっかしくて誰にも教えていない。
この聖鋼は下手に扱うと爆発する。
危険すぎる。
溶かして、打ち込んでいく。
カーン、カーン、カーン。
なんか虚しいな。
この武器はかなり特殊な形をしているから、結構難しいな‥‥‥
5時間打ち続けてやっとこさ刀身が出来た。
ふぅ、次は持つとこだな。
「終わった‥‥‥」
8時間かかった。
普通の人だったら不眠不休でも30時間は掛かるらしいけど。
刃を研いでいく。
研げた所で、切れ味を確認する。
林檎の上部が吹っ飛んでった。
‥‥‥やべぇ。これ初心者に持たせたら死人が出るレベルだ。
練習用の木の切れないやつも2本作っておく。
どうするかな‥‥‥
『とんでもなく恐ろしい物創ったな』
こんなんになるとは思っとらんかった。
『レイラには危険すぎるだろ』
練習すれば大丈夫だろう。
‥‥‥‥と思いたい。
レイラの元へ持っていく。
この恐ろしいやつを。
最初は危なすぎるから俺の部屋に置いておくが、一番に見せるのはやはり持ち主だろう。
‥‥‥大丈夫だろうか。
レイラの部屋の扉をノックする。
声が聞こえる前に勝手に開いた。
魔法だろうな。
「‥‥‥あのさ、出来たんだけどね?」
「ほんとですか!見せてください‼」
「扱え無いかもって思ったら、すぐに言ってね。‥‥‥物凄いの出来たから」
隠してあった布を取り、レイラに見せる。
そこには、《方天画戟》‥‥‥三国志で有名なあの槍だ。
斬ることにも刺すことにも叩くことにも効果的な万能型の槍。
‥‥‥なんでこんなもの知ってるかって?
それは俺の特殊能力の1つを使って、《人の記憶をコピー》させてもらってるから。
前にアマテラスには有罪判定っていう特殊能力があるってチラッと言ったけど、神様には稀に特殊能力があるやつがいる。
俺はその中でも飛び抜けてラッキーな力を持っている。
母神や最高神はほぼみんな持っていて、その人の器によってそれから習得出来るか出来ないかが決まる。
俺は器がほぼ無限らしい。やったね!
最初に持っていたのは、
コピー
魔眼
力増強
の3つだった。
最初から複数持てるのは母神の特権らしい。
この中でも、コピーはまじでチートだった。
人の記憶を読み取って自分の記憶に追加できる。
絶対に物事を忘れられないっていうのはこの能力のため。
この能力がチートなのは、例えば天才的な剣士がいたとしよう。その人は全く本気を出さなくても回りに勝つことができ、相当なかくしだまを持っていたとしよう。俺がその人を見ると、記憶を読みとられその人のかくしだまは俺を介して周りにバレる。
それどころか、その人がどうやって剣を振るっているのか俺には感覚としてわかるのでその人よりも強い剣士になれる。
‥‥‥最強の能力らしい。
料理人に会えば、その人の料理を完璧に、演奏家に会えば、その人の演奏を超える演奏ができる。
凄いでしょ?
‥‥‥あり得ないくらい怨まれるけど。




