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滅びの国のアリス

滅びの国のアリス



背の高い建物、その隙間を埋めるように小さな建造物が塵みたいに広がる。

そこで毎日多くの者が、

せかせか せかせか。

ウサギみたいに時間を気にしている。


学ぶために集まったと嘯く中途半端なモノ達。

気力も意欲もなくしただ“在るだけ”の者達。


彼らの統率者はハートの女王よろしく怒鳴っているだけ。

彼らの統率者は“在るだけ”の者達を見捨てとうに此処から去っている。



暗くて細い裏路地では不毛なコトバしか口にしない双子よろしく、

迷い人を穴へと落とす準備をする物達が巣くっている。




穢れている、全て。

すべてのものがみるにたえない世界?


みんなハンプティダンプティを見習えばいいのに。

そうすれば何もわからなくなるわ。


でもすべてがその道を辿るわけではない。

だから白で埋め尽くそう、セカイを。


すべて白く染まれば少しは綺麗に見えるかもしれない。

だから私は雪を降らせるのを止めないの。


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