表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

心の国のアリス

心の国のアリス



わずかな灯りの部屋の中で泣きじゃくっているアリス。

彼女のお部屋はまっしろなのに、彼女の心はまっくら。


だって、信じていた人に裏切られて、王子様はつれていかれてしまったんだもの。


3日たち、自分の顔を鏡で見たアリスはびっくり!

だって自分があまりにも醜い表情(かお)になっていたから…


そうよ、泣いてばかりいても始まらないわ!


アリスは立ち上がると暗くなっていた心を振りほどくように旅の準備を始めます。

部屋中に色とりどりのお洋服を広げて。




☆☆☆


どれくらい遠くにきたのか?それすらよくわからないまま進んでいく。

やがてどこか、アリスが今まで知りもしなかった国にたどり着きました。


ここに本当の王子様がいるかもしれない!


一歩その国に入るとそこは“人に親切にすることが重んじられている国”

アリスはとてもあたたかい気持ちになりました。




☆☆☆


次にたどり着いた国は“毎日を大切に、一日平穏に過ごせることに感謝を忘れない国”でした。

アリスはなんだか清清しい気持ちになりました。


☆☆☆


世界には様々な人がいる。

悪い人ばかりではないわ。


いつの間にか心はすっかり明るくなっていました。

アリスは家に帰ることにしました。



☆☆☆


まっしろな部屋、自分の部屋。

見慣れていた場所のはずなのになぜかとてもきらめいて見えます。

そしてアリスは鏡にうつった自分を見てまた驚いてしまいました。

なぜなら…

自分がとても、きらきらした表情だったから。

アリスは鏡の中の自分にふわりと微笑み返しました。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ