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序章 ニィーベの手記
…この世界は数字でできている。
そんな概念がありました。
そんなこと、どうでもいい。
私は私なのだから。
こんにちは。これはきっと誰にも解読できないと信じて、私の生涯を書きつづろうと思います。拙い文章ですが、どうかご容赦を。
…この世界は悲しいことに身分が存在します。
数学者と、語学者。この、ふたつの身分が。
と、遅くなってしまいました。私は、ニィーベ・リートン。帝國…ドアン帝國の誇るべき6人の天才、六賢人の1人ですわ。
私はそのうちの【語学】です。
他には、【幾何学】、【代数】、【数式】…これが数学者の3人。
【語学】、【俳諧】、【論文】…これが語学者の3人。 この6人まとめて六賢人と呼ばれています。自分で言っておいて恥ずかしくなって参りましたのでこの辺に。
語学者は、数学者に劣るもの。古代より、その考え方が根付いておりました。理由は単純明快。この世は数学…数字によってできているからです。この世の万物たる現象や物事は数式によって理論付けされます。
ですが、私、ニィーベ・リートンによって、それは覆されることになったのです…
次回 第1話 ニィーベ・リートンの快挙




