7「たまには私だって甘えたい」
家事ややることは、全部やった。
後は自由時間だ…
「~~♪」
私は、お酒を片手に…もう片方の手には鮭とば
最高なお酒のおつまみで、普通に美味しい。
クロは私が手に持ってるお酒を見る……
「…ご主人ってお酒飲むの?」
私は食い気味に言った。
「そりゃもちろん~!まぁ毎日ではないけどねw」
「あ、でも安心して。私は暴れないから…多分」
クロはしかめっ面をしてこっち見て、耳を倒す
何も言わずに、ただ単にしかめっ面で私を見てる。
「ちょw…何でそんな見るのww」
私が笑ってると、クロはしかめっ面からにやけ顔になり……
「いやぁ…ご主人が酔って……俺のこと襲ってきたらどうしようって」
その瞬間、私は何かなんだか分からなくなってきた
ちゃんと動揺しながらも言葉を返す。
「だ、大丈夫だってぇ~…うん」
「とりあえず!!お酒飲むからね?…あ、匂いとかは大丈夫なんだっけ?」
何を想像してんのかは分からないけど、まだにやけ顔になってるクロ………
「ご主人だからだいじょーぶ♪」
いや、うん、ホントに大丈夫?????
無理はさせたくないし…正直怖いとこもある。
「ま、もしご主人が俺のこと襲ってきたら...」
「その分、ちゃんとお返しするね?」
………はい?
え???待ってもし酔っ払って、クロに何かしたら更にやられるってこと???え??
「待って待って待って待って???これ一応全年齢だからね!?!?小さい子も見るかもだからね!?」
クロはくすっと笑いながら言った
「ご主人…それ、メタいよ」
私ははっと気付く……
「……メタいねこれ」
そして、お酒を飲んで、鮭とば食べて…
最高な時間だった。
「ッッ~~!!!………うっっっまぁぁ!!」
クロは何故か隣で鮭とばを食べてる…
(一応人の姿にもなれるから食べれる)
後私は、酒に弱い
弱いと言っても…急に暴れるってやつではないし、笑い上戸でもない。
そう、私は……酒を飲むと甘えたくなるのだ
(…やばい、もう酔ってきた………)
クロはこっちを見て、ニヤッとする
「ご主人~もう酔ったの?」
「んふふ~♪…かーわい」
私はクロを見て、何故かこう思ってしまった
(…甘えたい)
その瞬間………
クロは、ぎゅっと抱き締められる感覚を感じた
「!?……」
クロの耳と尻尾がピーンとなる
私は…酔っていて、何を考えてるのか自分すら分からない。
「………くろぉ…」
そう言って、私はクロの腕らへんに頭をグリグリして、甘えた。
クロは、一瞬固まって……
次の瞬間…私は急に抱き締められて、ゴロンッと床に転んだ
クロが、私を抱き締めて…私が、クロを抱き締めているという構図になった。
「~♪…ご主人♡」
ぎゅうっと力を強めるクロ…
前までは痛いと思っていたものが、今では心地いい
しかも…酔っていて、暖かいと思っている。
「………あったかい…」
私は、クロの腕の中にいるから…どうなっているのか、どんな顔をしているかとかは分からないけど…
クロは、目に♡が浮かんで、頬が染まって、どこか幸せそうな顔をしていた…らしい
「ご主人」
「なんかこれ…恋人みたいだね…♪」
はぁぁぁぁぁぁあ!?!?
…と、いつもはなるけど……今の私は正直いいかもと思っちゃっている。
なんかしかも…酒に酔ってるせいか、クロがいつもよりイケメンに見える………
クロは、じーっと見つめていた私を見ながらとてもにこにこしていた。
「ご主人、そんなに見つめてどしたの?」
「…あ、もしかして………惚れた?」
ニヤッとしながら言う。
だけど私は…照れるを通り越して、認めてしまった
「…惚れたかもしれないや………んへへ」
ふにゃっと笑って、私はそう言った。
その瞬間、クロは一瞬固まって…徐々に赤くなっていく………
「………ッ////」
(…ずるいって……///)
私は何も知らずに、クロの腹に頭をぐりぐりする…
そして……クロは、何かが切れたように祐奈を抱き締める。
私は思わず体が跳ねて、びっくりする。
「!?…く、くろ………?」
クロは私の肩に顔を埋めて、尻尾を揺らしながら…甘えてきてる。
そうして、私はクロの暖かさで眠くなり………
そのまま寝てしまった。
翌朝………
「………ん"…?」
私は目を覚まし、凄く体が重いなと思って見たら…
クロが私の上で爆睡してた。
それに気付いて、私は更に重く感じた
「おっっっっっも!?!?!?」
暴れても動けないし、しかも二日酔いで頭も痛い。
完全に囚われた状態だ………
「ちょ………マジで…ッッ!!!」
「起きろ…!!!」
クロはようやく起きて、普通に私の上で起きて
更に体重が乗った。
「ヴッ………!?!?」
クロは私に気付き、ゆっくり退いて…
「よいしょっ…おはよ、ご主人」
「昨日のこと覚えてる?」
私はポカンとする………
「…やば………なんも覚えてない…え、なんかやったの??」
クロはニヤニヤしながら…私を見つめながら言った
「んふふ…ひーみつ♡」
(にしても可愛かったなぁ…あのご主人♪)
私は頭の中が?だらけになって、気になった。
「…え"っ…もしかして、なんかはずいこもと言った…!?!?」
クロは上機嫌で歩いて行く………
「別にご主人は変なこと言ってないよ?ただ…」
「可愛いことは、言ったけどね~♪」
私は顔を真っ赤にする。
「は、はぁ!?!?どゆことなん!?」
こうして……今日もカオスな1日が始まった。
めっっちゃ長くなりましたッッッ!!
珍しくクロが照れて…ちょっと可愛いなと思いますw
見てくれてありがとうございます~♪
投稿頻度は遅くなりますが、楽しんで貰えたらな~と思います!




