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飼っていた猫が人になりました  作者: イケメン愛好家
6/7

6「チュール食べたい」

仕事でくたくたになってる私…

また仕事押し付けされたり理不尽に怒られたりと、今日も色々されていた。


「まぁでも…ギリギリ10時に終わったからよかったけどさぁ………」


一応、クロのためにも先にご飯を多くしてどうにかしてもらってる……


「はぁ~~…早く家に着けよぉぉ…」


後は愚痴って、お酒も買って、後は家に行って癒されるだけ。

そう考えると…なんだか気分が上がる


(家帰ったらクロのこと撫でよっかな………)


いつの間にか私はスキップをしていて、上機嫌だった。





< 玄関にて >


ガチャ…と開く玄関の扉。

私は靴を脱いで、揃えて、リビングに向かう……

そしたら、人の姿のクロがリビングの扉を開いて…出迎えるようにこっちに来た。


「おかえり、ご主人♪」


私はふっと笑って、言った


「ただいま、クロ」





そして、クロは相変わらず、私の頭に顎を乗せてきて、チュール食べたいと言っている。


「チュールちょーだい」


ちょっとビックリするけど…まぁ、慣れたから……


と思っても、実際は凄くビビってる。

だって中々彼氏いない歴=年齢の私にとっては、あんまりされたこと無いし、慣れてもない…

ほぼ恋人の距離だし…しかもクロは、ハグしてくるから、猫耳と尻尾が無ければ国宝級イケメンの彼氏みたいなもんだよ。


私は、そういうことを思いながら…クロにチュールをあげる。


「…ねぇせめて猫の姿になって??」


クロは不思議そうにこっちを見て、こう言った


「このままじゃダメなの?」


……… 

ダメに決まってるだろォ!?!?!?!?


いや、うん、猫なのは分かるよ?

でもさ…その国宝級イケメンの見た目で…チュール舐めるって、私の理性が死にそうなんだけど。


イケメンがさぁ?舌ちょっと出して舐めてたら……私尊死するよ?想像しただけでやばい

とりあえず私は、どうにかして猫の姿になってもらおうと必死に説得する……


「と、とにかくさ??猫になった方が味覚とか嗅覚とか……それで美味しく感じるじゃん?」


クロは真顔のまま…尻尾を揺らしてこう言った


「んー…あんま人の時と猫の時の味覚とかは変わんないかなぁ~……あ」


何かに気付いたようにして、少し止まった後………ニヤニヤする。


「もしかしてご主人、人の姿だと恥ずかしいの?」


クロはそう言いながら祐奈の顔を覗き込む……


「んふふ~♪照れちゃってらぁ~…ご主人、可愛いいね」


私には、イケメンがニヤニヤして可愛いって言ってるようにしか見えない。

しかも顔も近いし、ケボだし、理性が耐えられるかどうか……




…何とか耐えれた。

ホントに危なかった…私のイケメンセンサー(?)が反応しまくって倒れるとこだった…


私は、どうにかして猫にしようとする。


「とりあえず!!猫の姿になって…?」


クロは必死な私を見て、くすっと笑う…


「はいはいw」


そうして、クロは一旦猫の姿になり…私はチュールをあげる………

その姿は…普通の猫と、その飼い主のようだった。




「ねぇクロ、チュールって美味しいの?」


クロは食べるのを止めてこっちを向いた…


「猫からしたら美味しいけど、ご主人だと不味いかもしれない」


私は…少し残念な気持ちになる。

うん、人間用に作ってないからね……猫用だもん


見ていただきありがとうございます~✨


もし…ここまで見てくれてるんなら……

☆とかリアクションお恵みくだs(((


でも、くれるだけでも励みになりますので…

やっていただけると幸いです


次の話は…少し甘々になるかもしれません。

…多分。


では、お楽しみに~



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