5「落とさないで????」
私は、紅茶を作ってお菓子と飲もうとしてた。
「あまりにも貴族みたいだなぁ…」
そしてその時___
ガッッッシャーーーーン!!!!!
「くぁwせdrftgyふじこlp!?!?」
物凄い音が聞こえたと思って、見に行ったら…
そこには猫の姿のクロと、割れた花瓶があった
「………クロ??」
クロは、真顔で答えた
「俺はやってない、勝手に落ちた」(張本人)
私は…ため息を付いてクロに近づく
クロは無意識に、目を瞑って身を縮こませる。
殴られると思ったのか分からないけど…私はそんな畜生ではないから殴らないよ、楽しくないし
そして、私はクロの頭を撫でた
「………??」
クロは見上げて、私を見てる
私は微笑みながら言った
「私は動物を殴る趣味は無いんでね」
「てか怪我は無かった?大丈夫?」
クロは少し固まってから、猫の姿のまま言った
「優しいね、ご主人は」
「前の主人とは大間違いだよ」
と言って…クロは私の手に撫でてと言わんばかりにすりすりした。
私には、捨てられる前は何されてたのかは分からないけど…
殴ることはしない…っていうか、したくない。
突然クロは机の上から降りて…人の姿になる
そして…
「ご主人、大好き」
と言って…ハグ(痛い)をしてきた
「い"ッッッ~~!!!!…力強ッ!」
痛いけど、私は無意識に…クロの頭を撫でる
その瞬間クロの尻尾と耳がピーン!っと立って…
尻尾を嬉しそうにゆらゆらと揺らす。
クロはご機嫌になり、喉をゴロゴロと鳴らしている
「~♪…ゴロゴロ………」
私は、心の中で思ってしまっておいた。
(見た目はイケメンなのに、
ちゃんと猫なんだよなぁ……クロって…)
そして…数時間後……
ゴトッ!!!
また、物が落ちた音が聞こえた
そして反射的に体が跳ねて、ビビった
「!?!?!?!?」
私は…落ちた場所に行ってみると………
やっぱりクロがいて、木製の置時計が落ちていた
クロは目を反らしながら言った。
「…不可抗力………」
私はめちゃ軽く、クロのほっぺをつねった
クロは痛くもないし痒くもないのに………
「……痛い」
…と、言った。
私は思わず突っ込んだ
「いや痛くないでしょ、めっちゃ軽くだし」
クロは笑って、ニヤッとする
「んふふ…痛くないよ?」
「逆に心地いい……」
そして、私の手を優しく掴んで…頬にくっつける
私は……ちょっと動揺しつつも、笑いが込み上げて来て思わず笑った。
「ははっw…心地いいんならよかったわ」
「…でも、物はおとさないでね???」
クロはしゅん…としながら、「はーい」と言った。
(これからもやった)
物を落としちゃうという…猫あるあるを入れてみました~!
猫って、なんか落としたくなっちゃうらしいですよ?
落とされたら困るけど…可愛いから許しちゃうよね☆
見ていただきありがとうございました~✨
次の話もお楽しみに!!




