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飼っていた猫が人になりました  作者: イケメン愛好家
4/7

4「嫉妬」

今日は私の友達が来る日だ。

クロには猫の姿になっててとお願いをして、なってもらったけど…多分大丈夫なはず


私がお菓子とかを探していた時………


ピンポーン♪


「お、来た来た……クロは猫になってて」


クロは「わかった」と言って…猫になった。




そして、玄関を開けたら…友達の(なぎさ)がいた


「やっほー!祐奈~」


私は、笑顔で出迎えた


「渚~!!いらっしゃ~い!」


渚は靴を揃えて、家に入った


「お邪魔しま~す♪…って、あ!」

「祐奈が言ってたクロってこの子?かわい~♡」


クロは……無言のままで渚を見つめる…


(誰コイツ、ご主人の知り合い…?)


渚がクロを撫でようとしたら、ちょっとクロは避けたけど…撫でさせてくれてた。

でも、顔がずっとジト目だ


「ん"っ…wwwクロ、すんごいジト目じゃんww」


私は笑いながら写真を撮る。

そして、渚はニヤニヤしながら言った


「祐奈が撫でたらどーなんの?撫でてみてよ~」


私は「はいはい」って言って…撫でた…

クロは私が撫でた瞬間…ゴロゴロと喉を鳴らした。

それを見た渚は………


「主人には甘えん坊なんだねぇ~…かわいぃぃ♡」


すんごいメロメロだ、多分私よりもメロメロになってる。


「じゃあ、お菓子もあるしあっち行こ~」


と、私は渚を誘導する

渚は写真を撮ってる手を止めて、「はーい♪」って言って着いて行った。







リビングで、お菓子をつまみながら世間話をする。


「渚は最近どう?上手くやってる?」


渚はお菓子をつまみながら話す


「上手くは行ってるけど、疲れてるね…」

「ってか祐奈はどうよ、ちゃんと仕事してる?」


私は紅茶を飲みながら、言った


「んー…私は今はあんま上手く行ってないかも」

「ほんっとにあのクソ上司…仕事しないで私に押し付けてさぁ??サボってんのよ…」


驚きながら、渚は言った


「え!?まだ押し付けてんの!?!?…祐奈可哀想すぎる………」

「私の祐奈が酷い目に逢ってるのマジで許せん」

 

私は笑いながらお菓子をつまむ


「あははっwwありがとね渚、でも大丈夫だよ」

「私も私なりで対象してるからね♪」




そうやって、どんどん話は盛り上がり………

話が止まらなくなっていく。


クロは猫の姿でソファーの上で、毛繕いをしながら祐奈を見つめてる。


(…俺と居る時より楽しそう………)



そして、夕方になり…

渚は帰る時間になる


「今日はありがとね、祐奈」


私は笑顔で送った


「こっちこそありがと!また遊びに来てね~」


渚も笑顔で帰っていった………





部屋には、私とクロだけになり…静かになる。

私は一息付いて、物を片付けようとしたら……


人の姿になっていたクロは…体育座りで顔を少し埋めてソファーの上に座っていて…

眉は潜めて、ジト目になってる…そして、耳は倒れてる


私は、ニヤニヤしながら言った


「クロ~嫉妬しちゃってんの?」


クロは拗ねた声で言う


「…ご主人が他のやつと遊んでんの…やだ」


心臓が撃ち抜かれそうになったけど、ギリ耐えて…クロの隣に座る。


「ごめんって~…そんなに嫌だったん?」


その瞬間、背中に柔らかい衝撃を受けて…

気が付けば……私はクロに、ソファーの上で押し倒されていた。

そしていつもより低い声で……言った


「ご主人は俺のだし、彼氏とかができても俺は許さない。」

「勿論彼女もダメ、彼氏はもっとダメ…」

「もしできそうになってたら………」


手首を片手で掴んで力を強くする

私は、痛みを感じた…でもクロは止めずに続ける。


「ご主人に爪立てて、跡付けて…俺だけのモノにするから」


いつもよりも低い声で、至近距離で言われて……

私は心臓が爆発しそうになったけど正気を取り戻して………


「えぁ、わ、私には彼氏とかできないってぇ~」

「てか、モテてないし~………??」


目が泳ぎつつも…どうにかして機嫌を取ろうとする祐奈……

クロは少し顔を険しくする


「…ホントに?」


私は全力で首を縦に振る


「ほんとほんと!!」




その瞬間、クロの顔は…一瞬で明るくなり

手の力を弱める。


「んふふ~…ご主人~♪」


私は、ふと思った


(…え、クロってもしかして、チョロい???)

ちょっと長くなっちゃいました!!

ドキッ…とする所もあって、まぁまぁ楽しめたのかなとは思います…!


見てくれてありがとうございます~!✨

次の話もお楽しみに!

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