ARCHIVE FILE#15「リリエンステルヌス」
コードネーム-リリエンステルヌス
駆体種別-LLS
脊椎種別-シングリティ
出土深度-700m
全高-24m
インターフェース数-2
・特徴
極めて優れた空中敏捷性と安定性を持ち、高度一万メートル以下の空中における近中距離で圧倒的優位性を誇るメタルヒューマ。
股関節が無く肩部より後部にかけて後ろ足が伸びる特徴的な骨格をしており、胴体中心部の尾部は途中で切り詰められたように途切れている構造である為レシーバー機能は無い。また本体各所にも予め備わるレシーバーは無いため攻撃は全て生成武装で行うしかなく、防御面も優れてはいないとされる。
しかしそれを補って余る程の敏捷性、加速能力、武装生成速度から標的が反応する間もなく有利な位置を維持したまま致命手を一方的に与え続けるという戦闘が可能。
頭部形状がハーストイーグルと酷似しているが理由は不明である。
・概要
ベルタ及びルシアナ領土で産出される希少メタルヒューマ、前大戦では少ない個体数であるが積極的に実戦運用され、様々な要因が重なり結果的に大きく数を減らしている。
前大戦において、当初圧倒的な空中機動能力から天空無敗とまで言わしめた過去があるが、アータシア陣営がドロモルニス・スティルトニを部隊運用した上で視程外戦闘に持ち込む事で完封出来ると実戦検証結果が得られてからは、天敵と相対しないよう出撃する戦域を限って運用される事となった。
しかし近年になり、取扱い企業の研究によりコントロールスピアの原料調達方法の変更、鋳造技術の進化により前大戦より格段にパフォーマンスを向上したとされており、現時点でもドロモルニス・スティルトニが天敵足りえるかは定かではない。
直近の一部地域で目撃された該当駆体と戦闘を行ったドライバーの無線記録では「俺の目がおかしくなったのか」という内容や「俺達止まってるわけじゃないよな」という会話が含まれており、これまでの情報とは全く一致しない戦闘機動を行っている可能性が存在する事から、アータシア陣営では強い危機意識を以て対処法を模索中である。
・取扱い企業
ウラル公社 [ルシアナ]
デルリオ社 [ベルタ]
・奇形種の存在
奇形種の存在は報告されていない。
キルリスト、チェカ・オルネラスの駆体です。




