ARCHIVE FILE#11「スクレロリンクス」
コードネーム-スクレロリンクス
駆体種別-SCR
脊椎種別-デュアリティ
出土深度-250~400
全高-21m
インターフェース数-1
・特徴
超高高度飛行可能な巡行能力、150km先のメタルヒューマの駆体種別を識別可能な索敵能力、初期学習しているハイプレッシャーラヴァパーティクル砲であるカーマガによるアウトレンジ攻撃を生かし、標的の視程外から一方的にこちらの射撃を放ち続けるといった視程外戦闘を可能とするメタルヒューマ。
近中距離での敏捷性には欠け、省パワーでの超長距離巡行と空中安定性に特化した駆体である。
部隊運用では圧倒的射程と索敵能力を生かし、標的に接近される前に片付けるといったスナイパーのような役割を果たす。
その他にも、高い爆発力を持つ武装であるグラウダ等も生成可能であり、同種複数編成を組んで地表を焼き尽くすといった空爆任務にも積極的に用いられる。
数あるメタルヒューマの中でも、軍事組織の要求を多く叶える性質を揃えており、部分的ではあるが準戦略的存在と言っても過言ではない。
外観的特徴として、鳥のように広い全幅構造と逆関節、中心下部に一本の腕部が生え伸びており、尾部にはブレードレシーバーのみ存在し射撃能力は無い。
インターフェースが一か所しかない為、戦闘中に武装切り替えに伴う丸腰の時間を極力発生させないよう、ドライバーは先を呼んだ行動を求められる。
・概要
前大戦では巡行能力と長距離攻撃能力を生かした空爆や一方的な撃ち下ろし戦術等で、破壊した市街や重要目標の数は計り知れない。
これまでは地上標的を主としていたが、駆体性能の検証が進むにつれて、視程外戦闘の理論が確立されてからは標的を地上物から対メタルヒューマへと変え、現在では強力な個体やスレートドライバーとの戦闘では欠かせない存在となっている。
スクレロリンクスの難点として、単目標が多い等の性質上、撃破成績の数を上げづらい事や、カーマガ使用時におけるドライバーへのパワー負担が極めて高く、1回の戦闘で撃てる回数に限りがあるなど、こういった要素から新たな武装学習への道のりが長いといった問題がある。
その前提条件を踏まえた上で、スクレロリンクスが生成実績の少ない武装を手にしていた場合、そのドライバーは数々の難敵を撃ち抜いてきた紛れもない猛者であり、死体で出来た山の頂に立つ頂点捕食者と言えるだろう。
事例こそ少ないが、スクレロリンクスが学習する武装は形ある砲以外にも、ドライバーへの視覚認識に作用するものや、複数目標の同時追跡等、情報支援の効果を与えるものが存在するという。
取扱い企業の研究では、該当駆体の特徴的な翼のような構造物には、空気力学的な合理性は一切なく、何かセンサーのような役割を果たしているのではないかという見解がある。
・取扱い企業
ロクスウェル・ストラット社[ノルマンBK]
サージア社[ブランズウィック]
デルリオ社 [ベルタ]
・奇形種の存在
SCR・テンタラス
オリバー・ハバートの駆体です。