ARCHIVE FILE#8「セアラダクティルス」
コードネーム-セアラダクティルス
駆体種別-CDT
脊椎種別-デュアリティ
出土深度-200~500m
全高-25m
インターフェース数-2+2(腕部手首付近にサブインターフェースあり)
・特徴
優れた戦略機動性、高高度飛行が可能な巡行能力、平均以上の敏捷性と防御能力を持ち、脊椎種別デュアリティの特徴である学習可能な武装も様々である等、どの点を取っても高水準で纏まっているパフォーマンスは、該当駆体の産出国にとって主力メタルヒューマの代名詞とも言える。
駆体本体に予め備わっている射撃レシーバーは無く、尾部にはブレード機能のみが存在しており、腕部先端にはメインインターフェースの傍らにサブインターフェースが存在し、武装生成時にはサブインターフェースの先端が同時に延伸する事で生成速度を短縮する働きがある。
頭部構造が最上部と胴体先端部にもう一つ存在し、具体的な働きは不明ではあるが、索敵や視覚認識の高精度化に寄与しているのではと考えられている。
外観的特徴としてヒューマノイドにかなり近い骨格をしているが、脊椎が前後二対存在し、胴体部分から腕部に伸びる接続箇所も二対存在するなど、部分的にハーストイーグルと近い構造をしている。
・概要
埋蔵分布に偏りがあり、ジェアーマ陣営では主にチェイアニア大陸及びルシアナ領で出土し、宗主国が取り纏めをして扱っている。アータシア陣営においてはブランズウィック領のみで出土する事が確認されているが数が非常に少なく、主に研究や検証用途で扱われ、軍事組織では滅多に運用されていない。
前大戦勃発直後から出土が始まったことでジェアーマ陣営に追い風を与えた要因の一つであり、本駆体で名を轟かせたスレートドライバーは数多く存在している。
当時、驚異的な戦果を挙げ続けるセアラダクティルスの猛威に立ちはだかったアータシア陣営の駆体はイカロニクテリスとハーストイーグルであり、この二体による対決は常にドライバーの技術が命運を分けていたとされている。
・取扱い企業
イーオンフラッグス社 [USアータシア]
サージア社[ブランズウィック]
ギルベルト・マシーネンダウ社 [ジェアーマ]
デルリオ社 [ベルタ]
ウラル公社 [ルシアナ]
・奇形種の存在
以下の奇形種の存在が取扱い企業より報告されている。
CDT・シャングォン
CDT・デッシーカ
CDT・フィブラ
・外勤営業担当者へ
ここ最近、砂漠の前線(確かアタクマだったはず)でジェアーマ陣営サイドが類似事例の無い奇形種を運用していると噂を聞いた。
出くわした際に生存して帰ってくるドライバーがあまりにも少ない事から、情報も少ないと言われているが、そこまで強力な個体が存在するならブランズウィック領での採掘に更なる投資をしたい。
軍関係者に会う時は、ついでにこの噂の程をヒアリングして欲しい。
大抵の噂は何かしらの事実が存在するというのは前大戦で我々が学んだ事だ、強力個体を引き当てる事が出来れば大きな利益を得ることができる。
よろしく頼む。