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偽物の妹に様々な物を奪われ続けながら、色々な物を守り続けた結果。あなたはやっぱり家族ではないと分かった。  作者: リィズ・ブランディシュカ


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墓参り



 その後、邪神に操られていた人たちは、元に戻った。

 長い時間、操られていたため、一部の記憶を思い出せないなどの障害が残ってしまったが、私が眠らせて、目覚めさせた人達にはそのような症状が見られなかった。


 ちなみに、あの後、状況の説明を受けた彼らはすぐに私に謝ってくれた。


 だから私は、「本心じゃないってことは分かっていたもの」と気にしてないと答えた。


 そして、「私は、貴方達がすぐに思い出してくれたからユフィが狼狽したのよ。それでシンフォ達が取り押さえやすくなったんだから」と声をかけた。


 事実、あの予想を超える出来事があったおかげで、邪神の巫女は気を散らしたのだろう。


 あの時の彼女は、すごく取り乱していた。


 そうでなければ、逃げられていた可能性もある。


 この国の王も洗脳が解けたようだ。

 今後の邪神の対応について隣国と話をしていくようだった。


 そんな中、混乱していた状況がある程度おさまった後、私はシンフォと共に妹の墓参りをしていた。


 彼は墓守だったから、数年たった今でもどこに何があるのか覚えていたようだ。


 迷いなく案内してくれた。


「文通してた頃、墓が一つおかしかったんだ。誰かが這い出たみたいな形跡があった。それが最近亡くなった貴族の娘の墓だったから、ずっと警戒してたんだよ。近くにあった貴族の屋敷で、フィアの家でおかしな事がおこるんじゃないかって。子供ながらの安直な考えだったけど」

「それでも、助かったわ。墓守である貴方が、貴族に勇気をだして手紙をとどけてくれた。その優しさに助けられた事を忘れない」


 地方によって扱い方が変わるが、墓守は軽視されり蔑視される傾向が強い。

 死後の事は汚れている、嫌な事だと考えられているためだ。

 そんな人たちが貴族と関わろうとするのは、大変な事だった。


 でもそれでも、シンフォは私を気にかけてくれた。


「ありがとうシンフォ。あなたは大切な友達よ。これからもずっと、友人でいてね」

「おっ、おう。友人かぁ、うん」


 だから、彼に何か困った事があったら今度は私が助けてあげようと思った。


 これまで私に付き合わさせてしまった分、たくさん。


 墓に背を向けて歩き出す私に、シンフォがつぶやく。


「嬉しいけど、邪神の巫女退治で勲章もらえそうだし、もうそろそろ卒業してもいいかもな」



ここまで読んでくださってありがとうございます。


諸々の事情で感想に返信ができません。


すみません。

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