教え子の後始末と腐れ縁
下手くそですみません(>_<)
「そんな事はおいといて、あのナメくさった言動はなんだ?」
そんな事もどんな事も、誰かさんに気絶させられていたので外傷以外身に覚えがないんだが。
はぁ、と深いため息を吐きながら
「凪の推薦だったが失敗のようだ。
まぁ、お前の性格は見た目を上回る程のクズだからな。
あの時の事があってから更にひどくなったが、、、
これから私は職員会議だから、お前は帰れ。」
「言われなくても帰りますよ。
教え子の後始末は恩師の役目ですからね。」
「ブォン!!!」
間一髪しゃがみ込んだ俺を見て、先生は憎悪そのものの顔をして舌打ちを鳴らした。
流石に危なかった。跳び箱の板を教え子に向かってフルスイングする大人ってそうそういないよね。
早足に俺は体育館から脱出した。
校舎に向かう際、四方八方から生徒の冷たい目が向けられている。
一体俺は何を口走ったのだろう。
おっ。
あの泣いている子は確か気絶させられる前に質問した子じゃないか?
今声かけても恐らく厄介事になるのは目に見えている。
冷たい視線を浴びつつ、歩いていると校舎前に
カメラを持った嫌な笑顔で手を振る奴がいた。
あーやだな。
「こんな所でなにしてんだよ。遊」
この男は高校卒業後、ゆういつ遊んでる奴だ。
この右手に持っているカメラと、癪に触る笑み。
殺意しか湧かない。
「おいおいおい、佐藤さんよ〜〜
期待通りのことをしてくれたなー(笑)。
ちみの勇姿は、このカメラによって
先祖代々語り継がれる事になるオ(爆)」
やめろ。その典型的なオタク喋りを。
「俺なんて言ったんだ?
記憶が曖昧なんだ、すこし見せろよ」
早くこのカメラを破壊しなければ。
凪さんに映像が回れば大変な事になる。
「佐藤よ!この後暇だろう!!!
酒でも飲みながら録画した映像を共に見ようではないか!!」
「あー、いいや。めんどい。
てか今日お前と二人きりはきつい。」
そう。この状態じゃ酔っ払ったら
コイツを殴りかねないからな。
遊が何か文句言ってるけど
フル無視で俺は自宅に向かった。