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旧式 時と歌  作者: 新規四季
214/220

深淵なる樹海8

『では、娘さん借りますね』

「ああ、頼む」

「えっ、1人?」

『フフフ、心配無用ですよ。まあ、それは向こうで紹介しましょうね』


神様はそう言ってパンっと手を叩いた。


さっきまでの見慣れたリビングはどこにもなく、和室の大広間に敵意100%のオッサン達の視線が刺さる。


「……どこ」

『あら、間違えちゃいました』

「……わざと」

『さて、皆様この子が私の腹心です。文句がおありで?』


「い、いえ。滅相もない!」

「いや、でもそんな小娘が私たちより優っているとも考えにくい」

「そうだ、こちらは由緒ある陰陽局ですからな」

「でも神様が贔屓にするくらいだろ?」


ザワザワが止まらない。

こういう時ってトップっぽい人が止めてくれるのが普通じゃないのかよ。


くうが呆れて何も言えないでいると野次の1人がこちらを標的にした。


「しかもさっきからこの小娘は何も言わんぞ!」


いや、それはアンタらが、やいのやいのと五月蝿いからで。


『仕方ありませんね、見せしめを用意しないといけないようです。ささ、くうさん。誰でもいいから1人本気でやっちゃってくーださいっ』


神様の言葉に憤った有象無象がわーわーと更に五月蝿くなった。


もう嫌。

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