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旧式 時と歌  作者: 新規四季
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魔法の前進7

淡く金色に輝く太陽の水に泡を立てながらゆっくりとサンダーバードの羽根が溶けてゆく。

パチパチパチと耳で聴こえるくらいに大きな静電気を立てて水に溶ける。

この段階で世にも珍しい発電する水になる。

魔力が切れるまで発電し続ける。

上手くいった事に安堵するも集中を切らさない。

次に猫の毛を杖で浮かせ瓶の中に入れる。

水に毛が触れた瞬間に激しく水が吹き上がり、雷の噴水と化す。

瓶は割れ、水が猫の形になって机の上に降臨する。

「あ」

「ちょっと!?大丈夫なのよね?」

雷猫はシャーと毛を逆立てて威嚇し、猫の全体から雷が無造作に撒き散らされる。

「あー、やばいわ」

雷猫が素早い動きで部屋中を駆け巡りあらゆる物を焦がしながら暴れる。

動きが早すぎて黄色い線の残像しか見えない。

黒霧が部屋中に広がる。

視界を覆う霧に空はどうしようもなく防御姿勢を作るしかない。

ぶわっと広がった黒霧が凝縮され乃愛よ元に戻ると乃愛手には雷猫が捕まえられていた。

「よくやった!でかした!」

「早く何とかしてー!」


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