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旧式 時と歌  作者: 新規四季
172/220

囚われ四重奏39

泣いてる場合じゃないわ。ビアから受けとった指輪を右手の中指に嵌める。

「目覚めよ、認めよ、私こそが王の器!」

受けとった時は黒かった指輪が魔力と順応し徐々に姿を変える。

何の変哲もないリングに真っ赤な球体が埋め込まれた指輪へ変わる。

「……別に貴女でも良かったのよ、ビア。私は知ってるんだから。可愛い私の妹」

プリンセスは指輪の宝玉をビアに向けて魔力を込める。カッと赤い光が当たりを包む。

その光はやがてビアにだけに纏わり癒していく。

魔力を消耗しすぎていた。だから私の魔力を分ける。そうすることで安静になった。

「これで、よし。後は王の権能で転移……私に出来るかしら。いえ、やらなければ」

弱気になんてなっていられない。一旦表世界へ行かなくては。

希薄の世界の外は今だ騒がしい。なんなら目の前にもヴァンパイアはいる。

「起源の魔法、次元を裂け!」


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