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旧式 時と歌  作者: 新規四季
156/220

囚われ四重奏23

フォールスは外に青い光弾をみて、作戦の一次段階が終わったことを知る。

(……上手くいったようだ)

片手間に色々と見て回る余裕すらある。剣を躱し、足払いを避け魔法が飛んでこれば魔法を斬る。圧倒的にレベルが違っていた。

ヴァンパイアは焦ったように動きを早くするがフォールスも同じように速度を上げるだけ。それだけで対処可能だった。

フォールスが鍔迫り合いに持っていき、大きく弾き距離を強制的にとる。

「……時間稼ぎは出来たので」

ヴァンパイアは決して弱くない。

上位の種族といっても過言ではない。しかし、時にはそんなものは些細なことと両断してしまう天才がいる。

フォールスは音もなく教会から飛び降りた。

ヴァンパイアは一瞬にして消えた敵を見失い、その場から動いた瞬間複数の肉塊となって崩れ落ちた。

その場には生暖かい血溜まりとどこの部位が判断のつかない肉塊だけとなった。

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