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旧式 時と歌  作者: 新規四季
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囚われ四重奏1

ある所に、4人の人間が居ました。

4人の人間はどうやら真四角の部屋に倒れ込んでいるようです。

「うーん、ここどこー」

1番早く目が覚めた男の子が倒れ込んだ姿勢のまま首を振り辺りを見渡します。

「他にも人がいる。おーい、起きてー」

のんびりと間延びした言葉遣いで他の3人を揺すります。

その内の1人はどうやら女の子みたいです。

「わぁ、女の子も居る。……触れるとセクハラじゃん」

「………貴方誰?」

女の子は声を掛けられムクリと上体を起こして、真っ先に起きていた男の子に声をかけます。

あまりこの場所がどこなのかとか、どうしようといった不安はなさそうに見えます。

タレ目で脱力しきった様子。

「お、俺は池鳥。池鳥翔平、君は」

たどだどしく緊張した様子で女の子に自己紹介をする池鳥。

「私は、吸血鬼」

対する女の子は眉ひとつ動かないポーカーフェイス。

「嘘……」

池鳥は手を口に当てて絶句している。

「嘘。私はレーナ、よろしくね」

その様子を見ても態度を変えず、悪びれず改めて自己紹介をした。

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