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謔イ縺励∩縺ョ蟆大・ウ39
ネクは直感した。空は後先を考えていない。
周囲に渦巻く魔力がそれを証明している。
周囲に溢れてしまっているのは空の器はこの量の魔力を支えれないのだろう。
天才は無茶をするものだ。全く手のかかる子だが是非ともうちに欲しい逸材だよ。
私は元白の魔法使い。私さえ無事なら誰も死なせない。治癒に関しては時を戻すよりも有効だ。
確かに相手は恐らく起源の魔法。フォールスですら苦戦を強いられる。それは人をであり、人でない為。
空は青の魔法使い並の水魔法を操っている。水をコントロールするなんて芸当はこの世に10人も出来なるやつはいない。
空はあまりにも世界を知らない。
教えてやりたい。だからここで黒霧を攻略しなければ行けない。
氷の精霊、水の精霊、熱の精霊、光の精霊を呼び出す。ごっそり魔力を持ってかれ膝を地面に着く。
「はぁ、はぁ、キッつい」
空の水は熱を伴ってる。ならば初めは熱の精霊で更に熱量を加える。
空の背中に手を置き、精霊の力を加える。
「空、サポートは任せてくれ」
空は黙って頷いた。
集中を切らせないのだろう。




