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「あっちだ、急ごう」
「……うん」
清らかな空気が准看し始め辺りは何となく視界がクリアになっている。
油断なく空が魔力源をたどり走る。
暫くの走っていると激しい金属音が聞こえてくる。
フォールス達は既に黒霧の龍と戦闘を始めていた。遠目に見ても防戦一方だ。
黒霧の龍が縦横無尽に動き回り、爪を立て襲いかかるがフォールスは動きを察知して、いなしている。
ネクが隙を見て光の光線を撃っているが巧みにかわされ当てられていない。
ネクが焦りを見せる中で、乃愛は慎重に立ち回っている。
フォールスの死角を黒霧の手でカバーし、至近距離に黒霧の龍がいる時は黒霧を渦にして、防御を行っている。
