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ストーリー

 (抄)


 今は、その太陽も無い。ただ、月があるだけだ。満月。こんなことに、気がつかないなんて、何を見ていたのだろう。満月で大潮。そして、満潮。川の水も、一段と多いはずだ。今夜は、橋を渡らずに、このまま帰ろう。


 何年間か、川を離れて生活していた。堤防の上を行くのは、無数の蟹。聞こえるのは、上流で遊ぶ子供たちの歓声と、あるいは、荒巻く濁流の音。暗がりに見えるものは、漁をする人々の明かりであった。


 初めて聞いたのは、ここを離れる少し前のこと。


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