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夏になる頃へ  作者: masaya
一章 恋の妖精と時々幽霊
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イベント開催日にもなると一日の進む時間がこれほど早いのか?と首を傾げてしまうほど時間が経つ速度が速い。いつの間にか気が付けば昼休みになっていた。別に授業をさぼっていたなんて事もなければいつも通りに登校し真面目に受けていた。が、いつの間にか昼休みになりいつも一緒に食事をする雨谷は準備がある。なんて言うと一目散に昼休みを知らせるチャイムが鳴ると同時に加速装置でも付けているのでは?なんて思わせるほどの速度で教室を後にする。あまりにも機敏で素早い動きにクラスメイトは驚愕していたが、しばらくすると何食わぬ顔で各々のメンバーで食事をし始めるところが流石と言うところ。雨谷が何かしてるのはいつものことでしょ。なんて片付けられているのだろう。クラスメイト全員にそう思われているのは一つの恐怖でもあるけれど雨谷(ほんにん)は気にしていない。そこも流石だと思ってしまう。とりあえず一人で食事をするには教室はなんだか寂しさを感じてしまいそうなので鞄から菓子パンを取りだし教室を後にする。紫穂、香織の方へと視線を向けてみるとどこかワクワクしているようなそんな気がしてつい、微笑ましく思ってしまい微笑がこぼれる。と、丁度教室を出た瞬間に竹井が尋の目の前へと映り込んでくる。心なしかどこかげんなりしているというか確実に昨日のような元気さは無くなってしまっていた。一体どうしたのだろうか?そんな事を思いつつも避け歩きだそうとすると、また、尋の目の前へと立ち塞がってくる。

「おぉ・・・」

予想外の行動に驚いてしまい変な声が出てしまう。が、竹井は相変わらず暗い表情を作ったまま何も言葉を発する事もなく立ち塞がっている。ここまでくれば自分に用事があるのだろうと分かったため肩で息を吐きつつ竹井の方を叩く。

「とりあえずどこかで昼ご飯食べながら話しでもする?」

「あ・・・うん。ありがとう」

尋から声をかけてもらった事に感謝の言葉を向けるとトボトボとどこへ行くのか歩きだす。そのまま違う方向に歩き逃げる事もできたのだけれど流石にそんな事をするほど酷い奴にはなりたくなかったため後を追う様に歩きついて行く。と、予想以上にすぐに前を歩く竹井の足は止まる。そこは楽しく食事ができる場所とは思えない廊下の隅の辺りであった。え?こんな所で昼ご飯?なんて思いつつ竹井の方を見てみると竹井の両手には手ぶらで何も持ってはいなかった。その瞬間に竹井の思考を勝手に解釈してしまう。きっと彼は自分と一緒に楽しい昼ご飯を食べるつもりはさらさらない。ただ、話しをするために呼び出したんだろう。そんな風に思っていると竹井が目を合わすことなく少しだけ俯き加減で口を開いてくる。しかし、態度とはうって変わり口調はどこか熱を帯びているようだった。

「あのさ?秋鹿君って好きな人とか居るの?」

「え?どうしたのさ?急にそんなこと」

ハッキリ言えば彼とは友達では無い。顔見知り程度でただの違うクラスに居る同級生である。そんな彼が唐突に恋愛話。それも好きな人が居る?なんて聞いてきたものだから戸惑いが隠せず乾いた笑いが出てきてしまう。親友でない限りそう言った恋愛話はあまりしたくない尋は棘が立たないようになんとなく言葉を流す。と、その返答が気に入らなかったのか今まで廊下を向いていた視線が尋へと向けられる。その表情は妬み、恨みのような負の視線を向けられている気がした。そんな怖い視線を向けられる覚えがないためどうしていいのか分からず竹井の言葉を待っていると、

「実は昨日の放課後に平井さんがまだ居るか見に行ったら、秋鹿君と平井さんが話しをしているところを見ちゃってさ。お、お、俺が平井さんの事を好きだって雨谷君から聞いているよね?なのにどうして放課後に二人っきりであんな楽しそうに話をしているんだよ?もしかして・・・お、俺が好きだって知ったから意地悪をしようとしてあんな楽しそうな姿をみ、み、見せつけたんじゃあないの!?お、俺なんて平井さんと一緒にノート買いについてって貰ったりしたんだよ!いつも、秋鹿君は平木さんの事をぞんざいにあ、扱ってるじゃあないか!お、俺はそんなことしない!とっても大切に思ってるんだ。だから邪魔しないでくれ!」

言い終わる頃には竹井の肩は上下に揺れ顔を真っ赤にして今にも泣き出してしまいそうな表情を作っていた。きっと彼は本当に紫穂の事が大好きでたまらないのだろう。それに、周りから見たら自分はそんなつもりはないけれど、紫穂の事をぞんざいに扱っているように見えているんだ。そもそも扱うとか物じゃあないんだから人に使うのが間違っている。竹井の言葉を聞き、紫穂に心の中で謝罪を向ける。と、同時に心の奥底でじわじわとでは無く最初から最高温度の炎が発火する。

「竹井君。紫穂の事をそこまで好きでいてくれることは幼馴染(ともだち)として凄く嬉しいよ。けどね?竹井君よりも僕の方が紫穂の事をずっと大切に思っている。それこそ他の誰にだって・・・世界中の誰にもこの思いは負ける気なんてさらさらない!・・・でも、紫穂の(おじ)さんと(おば)さんには負けちゃうかもだけど。それ以外の人には絶対に負けない」

敵うはずがない相手からの宣戦布告(こくはく)。いつもの優しい表情の秋鹿尋の表情では無かった。別に怒っている訳でもなければ睨みつけられている訳ではない。それでも言葉が上手く出てこない威圧感が彼から感じてしまう。きっと周りが聞いていたなら秋鹿尋は平木紫穂の事が友達として好き、では無く、異性として好きだと勘違いされても仕方がない。いつもの冷静な尋であるならその辺りを考えて言葉を口にするのだろうけれど、竹井の熱に感化され、以前から快く思っていなかった竹井の行動などを思いだしてしまったせいでこの状況になってしまったのだろう。尋も体全体が熱くなってきたのか手団扇で風を送りつつ竹井の言葉を待つ。と、それでも強敵(ひろ)に負けたくないのか竹井は歯を食いしばりつつ睨みつけてくる。が、尋もそんな視線に負けることなく視線を交差させる。

「で、でも・・・秋鹿君は平木さんの彼氏でもないのにそんな偉そうな事を言える立場なの?今日の妖精探検で俺は雨谷君に頼んでくじを平木さんとペアにしてもらう約束をしてるんだ。そして、妖精を見つけて付き合っても同じことを言える?彼女になるって事は両思いで付き合うんだよ?平木さんが俺の彼女になって俺の方を見続けていても・・・ずっと秋鹿君の思いは一方通行でもそれでもいいんだ?それって馬鹿馬鹿しくない?」

とうとう竹井は会話内容を脱線し感情論(いやみ)を口にし始める。が、尋はいたって通常運転(いつもどおり)の表情で耳を向けている。彼氏、彼女ができたって友達は変わらない。友達を大切にする温度(おもい)は人それぞれ違って当たり前。それこそ熱量を合わせようなんて思ったことがない。嫌々友達と価値観(ねつりょう)を合わせるなんてそんなの友達では無い。友達に対する(きもち)が少し多いだけ。ただそれだけであるから尋は竹井の言葉なんて一切心に響かない。と、言うよりも竹井と言う男子生徒はここまで裏があった事に驚いてしまう。誰にだって好きな人の前では格好つけたりピエロになったりする。が、流石にここまでだと尋も黙っていなかった。

「竹井君。本当にこんな事を言ってごめん。格好つけて嘘をつくのも仕方ないと思う。けど、忙しいのに一生懸命時間を作って竹井君の力になろうと頑張ってる雨谷に昼ご飯の件で嘘ついたでしょ?僕はそれも許さない」

「た、確かにそれは・・・でも、結果的にみんなでご飯食べれたからいいじゃん」

「結果的にって竹井君はなにもしてないでしょ?」

いつもとは違う尋の雰囲気に圧倒され徐々に竹井の表情が曇ってきてしまう。それでも尋は言葉を続ける。

「ハッキリ言おうか?と、言うよりも放課後の僕たちの話し最後まで聞いていたんでしょ?やっと分かったよ。あの時、何か物音がしたんだ。それって竹井君が焦ってその場から逃げた時に発した音なんでしょ?」

尋の言葉を聞いた瞬間に竹井の両手は思いきり握り拳が作られていた。相当な力を入れているのだろう。両手が震えているように見える。

「で、でも・・・妖精を二人で見れば片思いだって成就・・・」

竹井が最後まで言葉を発しようとした瞬間に二人だった空間にもう一人の登場人物が登場するなり竹井の肩を愉快に叩きながら、

「ごめんなっ!盗み聴きは悪い趣味だとは思ってたんだけど、なんか二人がもの凄い雰囲気で話しているから聞いちゃった!それでさ!竹井!ごめんな。俺も尋と同じ考えなんだわ。俺にとっても平木は大切な友達でそれ以上に尋なんてもっと大切な親友なんだわ。そんな友達に酷い事を言うなんて普通、許せないよね?ちんちくりんの尋だから怒らないけど普通だったらもっと言われてるぜ?別に誰を好きになるなんて自由だと思うよ。でも、今回の妖精探検はごめんけど外れて」

雰囲気こそいつもの雨谷だったが尋でも分かるぐらい言葉に重みがあった。が、それでも竹井は

「ちょ、ちょっと!」

「ごめんね!丁度、参加者も都合が悪くなって結構減っちゃってさ!このままだと男子だけが多くなっちゃってバランスが悪くなるのよ!もしも、平木と妖精が見たいならさっ!誰にも文句言われないように竹井(じぶん)が企画したらいいよ!そうしたら自由に出来るだろうし。ごめんな!急にこんな事を言っちゃって!てへっ」

陽気な雰囲気で自分の頭を叩きながら竹井へと告げると何か言いたそうな表情をしていたけれど、最終的には頷きその場を去ってしまう。残った二人の間に会話はなく、ただ立っているだけであった。が、雨谷が両手を叩くなりこちらへと視線を向けてくる。

「竹井には悪いことしちゃったけど流石にあれはな・・・」

「まぁ。でも、紫穂の事が本当に好きだって事は伝わったけど・・・でも、途中参加拒否的なのは可哀想だ・・・よね?」

尋の言葉に呆れたのかため息をつきながら肩へ腕をまわしてくるなり

「伝わったけど親友(おれ)に嘘をついたことが気に入らないんだろ?それに本当に平木の事が好きだったらこれからも頑張るだろうから大丈夫っしょ!お前は色々と気にしすぎ!てか、そう言うこと周りに人が居る時、言うなよ?偽善者だと思われかねないからな?」

「・・・偽善者か・・・怖いね。・・・ってか!ど、どこから聞いてたの!」

「えっと、平木の事が大好きってとこらへん?」

「大好きなんて言ってないよ!?」

照れるな、照れるな。なんて陽気に肩にまわしていた手をほどき背中を数回ポンポンと叩いてくる。

「昼ご飯まだなんだろ?俺もまだだから食べに戻ろうぜ」

「あ、うん」

戻ると相変わらず女生徒がほぼ教室を占領してしまっている。肩身の狭さを感じながら男子は昼ご飯を食べて、は居なかった。とっくの前に男子は全員教室を退室していた。昼ご飯を素早く食べ終わるとこのクラスの男子たちは教室を駆けだし校庭に出てサッカーをしたり音楽室でギターを弾いたりと昼休みを満喫している。相変わらずアクティブなクラスメイトに感心しつつ尋の席へと向かう。雨谷もクラスの女子達に先ほどの速さはなんだったのか?なんてツッコミを受けながら爆笑を取りつつ紫穂の席へ着く。雨谷は相変わらず分け隔てなく誰とでも仲良くできる特技に関心をしてしまう。尋の視線に気が付いたのか顔を前へと突き出し、

「なに?」

「いや。相変わらず雨谷って誰とでも楽しそうに話せるよね。凄いよ」

「ははっ。持って生まれた才能ってやつ?」

顎に手を持っていき流し眼で外へと視線を向け格好つける。が、尋はツッコミを入れて下さいとデカデカト顔に書いてあるように思えたため無視をしてパンの袋を開ける。と、雨谷も笑いながら弁当の包みを開き食べ始める。

「そう言えば、もの凄い速さでどこ行ってたの?」

「ん?ああ。お前には教えておいてもいいかな。今日の夜に屋上で花火でもしようと思って隠して来たんだよ・・・ふふっ。褒めてもいいぜ」

「おぉ!って、屋上って火器厳禁じゃあなかったっけ?」

「手持ち花火ぐらだし、それに大量にやるってわけじゃあないから大丈夫だろ。やっぱり青春と言えば夜の学校の屋上で男女で花火っしょ!」

イヤらしい含み笑いを浮かべこちらを見てくるが尋も同じようにニヤケテしまう。そうそう学校の屋上で花火なんて出来る機会はない。雨谷がやりたがる気持ちも分からなくはないし夜に花火を用意していました。なんて言えばきっとヒーローになれること間違いない。想像しただけでもう絶対をつけて楽しいに決まっている。星空の下、友達と屋上で花火をする。その光景を想像しただけでニヤケは止まらない。

「やっぱり雨谷って流石だね!」

グッドポーズを向けると腕を組みながら胸を張り大きく鼻息を吹きだす。自信満々な表情が妙に腹が立ってしまい笑いながら雨谷の腹部を攻撃してみる。と、驚きつつも反撃してきたためお互いに突きあいをしていると紫穂、香織が笑いながらこちらへとやってくるなり近くにあった椅子を持ち座る。

「本当に男子って子供っぽいよね」

「ふふっ。でも、男同士の友情って感じでなんかいいけどねっ」

微笑ましいものでも見ているような優しい笑顔を向けてくる香織。

「そう言えば、今日はとうとう圭が企画した妖精探検だねっ!」

「なっ!やっとって感じでもないんだけど、とりあえず天体観測をするって口実で夜の学校に入る訳だからテンションが高まってしまうのは仕方がないけど、叫んだり、走ったりしないように!」

まるで先生みたい。なんて雨谷の肩を香織が笑いながら叩き雨谷も腕を組みながら笑い二人は楽しそうに会話をしている。本当に二人はお似合いなカップルだ。微笑ましく二人の会話を聞いていると足をポンと軽く蹴られる。蹴った相手は当然、紫穂である。紫穂の方へ視線を向けてみると口ぱくで何かを伝えようとしていた。もう一度お願い。なんて小さく頭を下げると肩でため息をしつつハッキリと一文字、一文字分かりやすく大げさに動かしてくれたため理解できた。と、同時に紫穂の心遣いが嬉しくつい声を出してしまう。

「紫穂って優しいね・・・あ」

「なっ!」

「ん?」「おっ!?」

驚愕する紫穂。不思議そうな表情をする香織。何か変な電波を受信してしまった雨谷。当然のように紫穂はそっぽ向いてしまい雨谷が身を乗り出しながら、

「なになに?俺らが話しをしている時に二人で秘密の会話ですか?これはいただけませんなぁ。俺が必死に今日の探検プランを教えていたのに集中して聞いていないなんて・・・んで?何の話しをしてたの?」

ここまで来たからには逃がさない。お前が口走った単語の意味を教えるまで問い続けるぞ。なんて口にはしていないが雨谷の醸し出す表情、雰囲気からイヤでも伝わってくる。香織も苦笑いを浮かべつつ彼氏の行動を見ている。止めない所、香織も若干ではあるが尋の言動が気になっているのだろう。困ったように紫穂の方へと視線を向けると一瞬だけ視線が合うがすぐさま逸らしてくるためどうしたものか。と、考えていたが別に隠すほどの事でもないと口を開く。

「多分だけど、僕の表情がちょっとばかり無理して笑っているように見えたんだろうね。だから、口ぱくで大丈夫?って聞いてきてくれたから、」

「なるほど。それで優しいね。に繋がるわけな!・・・なんか幼馴染っていいよな!くー」

尋の言葉を聞くと雨谷は噛みしめるように頷く。香織も紫穂は些細な変化に気が付いてくれるよね。なんて微笑みながら相槌を打っていた。照れ隠しか紫穂は未だに校庭の方へ視線を向けていた。が、何かを思い出したかのように顔を尋の方へと向けるなり

「そう言えば、聞いてみたら!昨日の光」

「あ!そうだ、そうだ!」

雨谷、香織は何を言っているの?なんて様子で首を傾げているだけであったため学校の噂には詳しいであろう雨谷に昨日の放課後見た光りの話しをしてみる。と、まるで信じられない言葉(はなし)を聞いたかのように目を見開き三人の顔を交互に見渡す。と、喉を鳴らしたかと思えば、

「そ、それっ!多分、妖精だぞ!」

その単語を聞いた瞬間に四人を取り巻く時間が一瞬だけ止まってしまったかのような感覚を覚える。が、実際にはそんな事もないため雨谷の発言の直後に泥きながらも口を開く。

「ゆ、幽霊じゃあなくて?」

「んなもん。妖精も幽霊も変わんねーだろ。もしかしたら妖精が幽霊で幽霊が妖精かもなんだから。実際、この世の中でありえないものを見たって事はそれはきっと妖精だろ!マジかよ!二人で同時に見れたら運が良かったのに、同じ空間にニ体もでてご丁寧に一体ずつ背中越しで見あうとかどんだけっ!!でも、やっぱり居るんだな!正直半信半疑・・・いや、嘘だと思ってたからな」

企画者がそんな事を言ってもいいのかよ。三人ともがきっと思っただろう言葉をぐっと飲み込む。が、雨谷は未だにテンションが下がることなく、一人鼻息が荒くなっている。格好良い顔が台無しになるほどに。その後は変な所にスイッチが入ってしまったのか全く話し合いにならなかったためとりあえず妖精の話しは一旦終了。と、言う事になりそそくさと女子二名はその場から立ち去ってしまう。同じように尋も立ち去ろうと迷ったが流石にほっておくのも可哀想だと思いそのまま座っていると、雨谷が小さな声で、それこそ二人にしか聞こえないように、

「でも、もしも本当にそれが妖精なら惜しかったな。ちょっとトイレに言ってくるわ」

肩を叩きそう言うと椅子から立ち上がり教室を後にする。どう言う意図で言ったのかよく分からなく首を傾げつつ雨谷を見送る。



※※※※※※※※※※※※※※※



夕陽も沈み空には銀色にキラキラと輝く星空が広がっていた。辺りを見渡してもみんな私服で学校の校門前に集まっていた。始めてみる私服姿の女の子も居たりしていつもは気さくに話しをしているクラスメイト達なのにどこかぎこちなく男女別々のグループが出来ている。女性軍は男子の緊張を感じることなく楽しそうな時間を過ごしている。御崎も楽しそうに会話に混ざっていたためなんとなく微笑んでしまう。男子軍は緊張を隠せないのか携帯を構ったりと会話は少ない。そこには、当然竹井の姿はなく、申し訳なさもあるのだけれど、どこか安堵している自分もいた。自分自身の感情と葛藤していると企画者でもある雨谷が懐中電灯を持ち現れる。主に男子から安堵のため息が漏れる。

「よっし!今日は集まってくれてありがとう!って言っても十人しか集まってないけど!って言うか本当は多すぎてもなんだからって事で俺が調整させて頂きやした!君たちは選ばれた勇者なのだから是非、妖精を見つけて下され!ありがとう」

頭を下げると自然と小さな拍手が向けられる。そして、雨谷が片手首まで入るであろう小さな小箱を二つ鞄の中から出してくる。ご丁寧に赤色で女子、緑色で男子と分けられている。

「えっと、今回は本当に誰と誰がペアになるか分からないから!んで、ペアが決まったら妖精が目撃されている学校の見取り図を渡すから。ちゃんと見えやすいように発光マーカーで線を引いてるから。はい。順番は適当でいいから引いてちょんまげ!んで、みんなが引いたら見るんだからな?引いた瞬間にみたら駄目よ!交換するやつも出てくるかもだから!」

そう言うと近くに居た男女一人ずつに箱を渡す。と、女性軍も男性軍も箱を持った人の周りに集まる。女性軍は黄色い声を出しながら楽しそうに引いており男子軍はどこか禍々しいような雰囲気を醸し出している。きっと目当ての女性が居るのだろう。そして、各々が願う様に箱から一枚ずつ紙を取り尋は先に皆に譲り最後の一枚を箱から握り取る。周りの男子はキョロキョロと誰が自分のペアなのか。なんて期待に胸を膨らませている。女性軍もどこか緊張した面持ちでこちらを向いてきている。お互いに向きあいどこか緊張しつつ雨谷の言葉を待っている姿はどこかこれから告白でもするかのような独特の緊張感に包まれてしまう。尋もその雰囲気に感化されたのか先ほどまでは緊張していなかったのにもかかわらず今は鼓動が速くなり顔が引きつっていた。ちょうど、視線が香織と合うと人差し指を向けながら、やーい緊張してる。なんてからかうように笑ってくる。否定をしようと首を振ろうとした瞬間、

「よっし!早速持ってるくじを見て左の人から番号を言っててちょうだい!番号は男子から言おうか!」

雨谷が口を開くと次々と男性軍から番号を口にする。最初に決まったのが香織であった。香織も仲の良いクラスメイト男子だったのかハイタッチをしたり愉快そうに会話を楽しんでいた。そして、次は尋の順番になり握っていた紙を広げるとそこには数字の2が書かれていた。書かれていた数字を口にすると小さな悲鳴のような叫び声が聞こえてきたため驚きつつ声がした方へと視線を向ける。と、御崎が片手で口元を隠しもう片方の手で紙をこちらに向けてきていた。紙には2と言う数字が書かれていた。

「おお!御崎ちゃんと秋鹿尋が二番目な!」

雨谷が驚きつつも肩を叩いてくる。体のバランスが崩れかけたがなんとか踏みとどまり近づいてくる御崎に挨拶をするように手を上げると遠慮気味ではあったがこじんまりと手を上げてくる。その仕草が可愛らしく笑ってしまう。御崎も自分の行動で笑われている事は分かったのか照れながらも笑いつつ尋の横へと立つ。最初に決まったペアでもある香織が肩を突いてくる。と、御崎にも聞こえるぐらいの声で

「御崎ちゃんをしっかりと守ってあげなきゃだめだからね?御崎ちゃん!ひろちゃんって意外と怖がりだからもしも置いて行かれそうになったら手を掴んでいいからね!」

「僕はいくら怖くても御崎ちゃんを置いて逃げたりしません!絶対に守ってあげるから安心して!」

「は、はいっ!よ、よろしくお願いします」

そう言うと頭を深々と下げてきたため尋も何故か御崎の緊張に感染してしまい頭を下げてしまう。まるで付き合いたてのカップルみたい。なんて香織はクスリと二人の初々しさを微笑みながら見守っていた。数回ほど深呼吸を済ませつつ落ちついてきたのか御崎はいつも通りの雰囲気へと戻っていく。

「先輩と一緒になれるなんて夢みたいです!頑張って妖精見つけましょうね!」

「ははっ。夢みたいって。そうだね!頑張って妖精を見つけよう!」

ガッツポーズを作ると御崎も同じように両腕でガッツポーズを作ってくる。女性の作るガッツポーズってここまで可愛かったっけ?なんて頭の中を混乱させられる程、御崎のガッツポーズは可愛すぎた。にやけそうになる口元をなんとか太ももを抓り痛みで誤魔化す。本人を目の前に顔を見てニヤけてしまうなんてあってはならない。気持ち悪いと思われた瞬間、学校生活(じんせい)は終わってしまう。自分自身と戦っているといつの間にかペア分けは終わっていた。紫穂は雨谷とペアになったらしく隣でちょこんと立っている。気のせいかどこか不満そうな表情にも見え声をかけようとした瞬間に雨谷は自分に注目させるため両手を軽く叩く。

「おっけ!ペアは決まったな!んで、ここからはちゃんと聞いて欲しんだけど、妖精の出現場所ってのが結構学校の広範囲に広がっているんだよね。んで、五組バラバラの場所に行って探してもらうから!ペアごとに地図の線が違うので頼みます。んで、これもっと」

そう言うと大切そうにぶら下げていた鞄の中からはトランシーバーが五つ出てくる。準備がよすぎる。携帯で連絡し合えばいいじゃあないか?とみんな思っていた。が、雨谷も皆がそう言う風に思う事ぐらい分かっていた。不敵な笑みを浮かべつつペアごとに一台ずつ配り終えるとボタンを押し口元へと近づけ喋り出す。と、一斉にトランシーバーから雨谷の声が聞こえてくる。そう、これは全員に一斉に通信が出来る改造が施されていた。ここまでされれば皆雨谷に拍手を送る。雨谷も皆の反応に満更でもない表情を浮かべつつ、

「あと、もう一度言うけど!今日は天体観測で許可取ってて学校内を動きまわる事は駄目だって言われてるから十分見張りの人には見つからないようにしてくれな!もしも見つかったらきっととんでもない事になるかもしれないから!階段とかは懐中電灯使ってもいいけど出来るだけ使わないようにな!・・・では、ミッションスタート」

そう言うと教員玄関から静かに夜の学校へと侵入し始める。外に居た時とは違い夜の校舎に入るだけで体感温度が一、二度低く感じてしまう。そして何よりも静かで物音が少し遠くからでも聞こえてしまうような気がする。いつもなら学生が多い学校も夜になるとここまで静寂に包まれるものなのか。なんて思いながら歩いていると、一つ、一つと懐中電灯の光が消えて行きとうとう御崎と二人っきりになってしまう。

「み、御崎ちゃん大丈夫?」

「だ、大丈夫です。でも、なんか昼間の学校と違って凄く静かでちょっとだけ不気味ですね」

そう言いながらも表情はどこか未知の遭遇を楽しみにしているようで逞しいを思ってしまう。しかし、下級生が怖がっていないのに自分が怖がるなんてそれこそ格好悪いと自分を奮い立たせいつ何時何が出ても大声を出さないように奥歯を思いきり噛みしめ歩く。奥歯を思いきり噛みしめているものだから、どこか歩きかたがロボットのようなぎこちない歩きかたなになってしまい御崎はその歩きかたを見るなり小さく吹きだし笑ってしまう。

「せ、先輩。もう少し肩の力を抜いて下さいよっ。ロボットみたいな歩き方になってますよっ」

「ご、ごめん!やっぱり夜の学校って不気味で」

「大丈夫ですって!私、先輩と一緒ならどこへだって笑顔で行けますよ!」

そう言った瞬間に廊下側の窓から月光が二人を照らす。よく見えなかった御崎の顔がハッキリと見える。愉快そうな口調とは違い表情はとてつもなく緊張し顔が真っ赤にしながら喋っている事に気がつく。本当はきっと御崎も怖いはずなのに自分が怖がっているせいで無理させている。なんて勘違いしてしまい、少しへっぴり腰になっていた体勢を気がつかれないように最初からそうだったかのように背筋を伸ばし歩く。地図を見てみると出現ポイントとマークされた場所へと近づいていた。隅の辺りに出現ポイントで十分ぐらい立ち止まり妖精が出現するのか待機して待て。と書かれていたため御崎と二人で壁に背をもたれながら立ち止まる。

「御崎ちゃんってこう言ったオカルト?系は好きなの?」

「え?どうしてですか?」

「なんか、妖精探検もの凄く楽しみにしてるようだったからさ。こう言う企画が好きなのかなって思って聞いてみたんだ。もしも答えるのが嫌だったらいいからね!」

尋の言葉を聞いた瞬間にすぐに御崎は首を左右に振り否定をする。と、ハニカムようすで両手を後ろに持っていき

「だって、素敵じゃあないですか。恋を成就させる妖精が私たちが通う学校内に出現するなんてとっても夢があります。もしかしたらそんな妖精はいないかもしれないし枯れ尾花みたいな感じなのかもしれません。そうだとしても私は妖精はこの学校に居るって可能性に賭けたいんです。それに私は・・・」

「ん?」

一瞬、御崎の表情が(まよ)った気がした。言葉の続きが気になったがもしかしたら喋ろうとした瞬間に妖精が自分の背中を横ぎったのかと思い振り向くが何もいる気配はなく御崎へと視線を向け直すと先ほどと違い何か決心したような表情が月光に照らされていた。整った御崎の顔が真っ直ぐ尋へと向けられている。

「ん?どうかしたの?」

「せ、先輩・・・私、実は・・・」

その瞬間、雨谷から渡されたレシーバーから大音量の声が聞こえてくる。

「こちら雨谷、平木チーム!発見!発見!二年三組にて謎の発光体出現!繰り返す!二年三組にて謎の発光体出現!うわっ!ただいま動いて廊下を逃走中!みんなニ階へ集合せよ!繰り返す西側の階段を使いニ階へと集合せい!」

静かに行動を。なんて言っていた張本人が馬鹿デカイ声をレシーバーから発してきたものだから御崎、尋は驚きのあまり顔を見合せながら戸惑っていた。御崎もとんだ邪魔が入ったため先ほどまで決心した気持ちがリセットされてしまったのか少しだけ気の抜けた表情になってしまっていた。

「と、とりあえず応援されたし行ってみようか」

「そ、そうですね」

気持ちの切り替えも出来ず、召集を受けた場所へと歩きだそうとした瞬間、もう一度レシーバーから焦った雨谷の声が聞こえてくる。

「emergency、emergency。誰かが大声を出したせいで見回りの先生に気がつかれた模様。しかし、まだ誰がなどバレテいないため早急に学校から離脱せよ。繰り返す。早急に学校から離脱せよ」

緊急連絡が終わった瞬間にレシーバーからは様々な焦りの声が聞こえてくる。雨谷が興奮して大声を出したせいでしょ。やばいって!など焦りの声がレシーバーから漏れてくる。とりあえず立ち止まっている訳にも行かず御崎の手を掴むと尋は少し早歩きで昇降口へと向かう。と、微かに足音のようなものが下の階から聞こえてくる気がしたため仕方がなく静かにけれど素早く階段を登る。

「ごめんね。でもはぐれたらいけないから」

「ぜ、全然です!寧ろ、嬉しいです!」

誰かに追われている。と、言う状況が御崎を変なテンションにしてしまったのだろうか。心の中で謝罪を向けながら登り続けていると自然と屋上へと繋がる階段へと向かっていた。しかし、今下に降りるのは危険だと判断した尋はそのまま屋上へと目指す事にした。御崎も尋について行く。と、決めているのか何も言わずただ、黙り尋の後を歩き続ける。そして、屋上に出れる窓の前へと到着すると微かに誰かが先に入ったような痕跡があったため尋も迷わず屋上へと出ると微風が尋と御崎の頬を撫でる。早歩きで階段を上り追われている。と、言う緊迫の状況からかジワリと額に汗が出ていたため生温かい風でさえ気持ちよく感じる。御崎も同じ気持ちなのか気持ちよさそうに風を浴びている。と、物音が聞こえたため御崎より一歩ほど前へ出ると懐中電灯の光がこちらへと向けられる。

「おっ!来たか!こっちこっち!悪いな!つい、調子乗ってでかい声出しちゃって」

「別にいいんだけど眩しいって」

「おお悪い悪い!」

そう言うと光りを消しつつ声のする方へと歩くと雨谷と紫穂が迎えてくれる。香織たちの二組は見事に学校は脱出したと連絡が来たらしい。しかし、今ここで学校内を歩き回るのは危険だと判断したため少しの間四人は屋上で身を隠す事になった。

「それで、雨谷たちは発光体を見たの?」

「おお!そうだった!確かに見たんだよ!教室を淡く光る物体がゆらゆらと楽しそうに宙にういてやんの!だから咄嗟にシーバーで報告したらこのありさま」

両手をひらひらとさせ困ったもんだ。なんて言いたそうな表情を作る。紫穂にも聞いてみたが見れなかったという。しばらくの間、存在を消すために喋る事を禁止し何気なく四人ともが同じ方向へ視線を向けていると、四人の目の前に淡いピンク色のような発光体、オレンジ色のような発光体がふわりと宙をぷかぷかと左右にゆっくりと動いている。唐突な発光体の出現に四人ともが言葉を失い、ただ、ただ見つめることしか出来なかった。しばらくするとその発光体は夜空へと消えていってしまう。

「な、なあ。アレってやっぱりそうだよな?」

「た、多分」

「わ、私お願いするの忘れてました」

「やっぱりさっきのって妖精・・・だよね?」

その後、四人はどこかボーっとした様子で難なく学校を抜け出す事に成功する。一体アレはなんだったのだろうか?心配をして先に脱出していた香織を含めたメンバーと合流するも四人とも目の前で見た出来事を話す事はなかった。目の前で見た事なのにどこか夢のように感じてしまっていたためであろう。そして、時間も時間だったため今日はお開きと言うことになり帰り道が同じグループで帰ることとなる。香織は雨谷の自転車で帰ることとなり自然と紫穂と二人っきりで帰ることとなる。お互いに未だに目の当たりにした発光体が信じられないのか口を開くことなく歩き続けていると、

「尋さ?あれって本当に妖精だったのかな?」

「どうなんだろうね?でも、蛍とかそう言う感じでも無かったよね。なんか不思議と見蕩れる優しい光でさ」

「そうなんだよね。見蕩れる光りなんだけど夢みたいな儚さを感じちゃったりもしたんだよね」

「あぁ。なんとなくその表現分かるかも」

そう言葉を発した後、二人の間には沈黙が流れる。尋は夜空へ視線を向け紫穂はどこかもじもじと両手を動かしながらその機会を窺っているようにも見える。流石に隣でもじもじといつも以上に動かれていると気が付かないわけにはいかず尋の方から口を開く。

「どうかした?何か落ち着きがないように見えるけど?」

「えっ!?そ、そう?」

「まあ、別に何もないならいいけど」

そう告げ先ほどと同じように星空を見ようと視線を上げようとすると紫穂の声が聞こえたため視線を向ける。と、

「そう言えばさ?御崎ちゃんと一緒の時に何かあったりした?」

「何かってなによ?」

「そりゃあ・・・まぁ・・・なんて言うかさ・・・その・・・えっとね」

「紫穂が何を考えているか全く分からないけど、何もなかったよ。雨谷がしるしをしててくれた場所に御崎ちゃんと一緒に居て、指令通り待ってて・・・あ」

彼女はレシーバーで雨谷が大声を出す直前に自分に何かを言おうとしていた事を思いだす。あの時の御崎の表情を思い出してみると何か意を決したような、そんな表情であった。あの表情は一体何を伝えようとしたのだろうか。考えたところで分かるはずもない。まあ、後日聞けばいいや。なんて思いつつ言葉を続けることなく歩こうとした。が、紫穂はそれを許さなかった。

「あ?・・・その後が凄く気になるんだけど?」

「あぁ・・・雨谷が大声を出す直前に御崎ちゃんが僕に何かを伝えようとしたんだよ。それがなんだったかなんて分からないんだけどね。だから、あ。で止まっちゃったわけ」

笑いながら尋はそう告げると紫穂もまたどこかやれやれという感じで優しいため息をつく。きっと御崎が尋に対して何を言おうとしたのか分かってしまう。それはきっととても素敵な言葉だったんだろう。尋と一緒に妖精探検は出来なかったけれど、一緒に妖精らしき光も一緒に見れた。紫穂もまた心の奥底ではきっと御崎と同じ気持ちを胸に秘めている。その気持ちが友達としてなのか異性としてなのか本人でさえ気が付いていない。周りから見れば紫穂が抱いている問題(きもち)の答えはとっくの前に出ているのかもしれない。ふと、尋と紫穂は同じように星空を仰いで見ていた。するとなにかを思いだしたかのように尋は笑いだす。

「なんか、この数日で色々とあった気がするよ。長い間片思いしていた人に振られるし夜の学校に侵入して妖精らしき生物を見たり・・・なんかまた来年の夏になる頃に思いだしちゃうんだろうね」

「何ちょっと格好つけたいい方してるのよっ」

体全体で尋に体当たりをしながらツッコミを入れる。尋も驚きながらも紫穂の体を支えつつ、らしくなかったね。なんて恥ずかしそうに笑う。昔みたいに自然と二人は肩を寄せ合い笑い合いながら帰路を歩く。自然と昔のように肩がぶつかるくらいの距離で歩いている姿を紫穂は懐かしく嬉しいのか尋には気がつかれないように隠れて微笑んでいる。年齢を重ねるたびにいつの間にか広がってしまった二人の距離(あいだ)を今日見た妖精が埋めてくれたのかもしれないな。なんて二人は心のどこかで思っているのかもしれない。二人にだけ舞い降りた妖精からの贈り物。恋愛成就(きせき)までとはいかないものの今の二人にとってこれがやっと踏み出せた最初の一歩。ふと、何かを思い出したのか紫穂は視線を夜空から尋の方へと向ける。と、

「そう言えばさ?尋が見た白い服の女性って一体何だったんだろうね?もしかして幽霊だったりするのかな?」

なんとか今年中に一章は書き終えることができて一安心しております。本当にギリギリでしたが・・・。(正直、自分から言った事なのにみなさんとの約束を守れるか心配でした。一方的に宣言したんですけどね・・・笑)。

長々と一章を引っ張ってしまい、読んで下さっている方にはご迷惑をおかけしました。けれど、最後まで読んで下さった方にはとても感謝しております。ありがとうございます。一章はどのような感じだったでしょうか?ちょっとでも胸キュン、ドキドキして頂けたのなら嬉しいです。

何故かこれで終わりみたいな感じで書いていますが、まだまだ彼らたちの物語は続きますので!これで終わりでは無いですからね!(大切なことなので二回書きました)。二章、三章~~と続きますのでお時間がある時にでも読んでやってください。

二章も間を置かず更新しつつ、止まっていた他の物語も更新して行こうと思いますのでよろしければ他の作品も見てみて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。少し早い挨拶になりますが、今年もありがとうございました。よい年越しをお過ごしくださいね( ^^)♪

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