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夏になる頃へ  作者: masaya
一章 恋の妖精と時々幽霊
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午後の授業も終わり久々にひろは放課後の教室に一人座っていた。雨谷、香織は軽音部室に行き紫穂は急用があるらしく急ぎ学校を後にしていった。クラスメイトの殆どは部活に所属しているため殆ど放課後に教室に残っている人はいない。見渡す限り二組のカップルが隅の机を囲み四人楽しそうに会話をしていた。すぐに教室を後にすればいいものの何故かひろはジッと退屈そうな表情をしながら教室から見える空を眺めていた。17時半を過ぎようかと言うところなのだけど日は落ちることなく未だに日中のように明るい。少しだけ窓開き風を浴びようと空けてみる。と、野球部員の威勢の良い声が聞こえてくる。必死に部活をしている姿を見るだけで何故か涙が出てきそうになってしまう。それぐらいなにかに対して懸命に頑張っている人を見るのはとても大好きだ。退屈そうにしていた表情がほんのりと笑みがこぼれてしまう。と、同時に机に置いていた携帯電話が震える。液晶を見ると母親からであり特売の情報であった。しかし、今日は用事があると返信をするとすぐさま、けち!ばか。と、親にも似つかわしくない若く幼い文章が返ってくる。携帯を閉じもう一度外へと視線を送ろうとした瞬間に教室のドアが申し訳なさそうな弱々しい速度で開く音が聞こえてきたためつい、視線を送る前に笑ってしまう。ひろには誰がその扉を開けたのかなんとなく分かってしまったから。振り向くとそこには少しだけ緊張した面持ちで立っている御崎が視界へと入ってくる。教室に残っていたカップル達も一学年女子で一番人気の御崎がどうしてこの場所に居るのだろうか?なんて主に男子が驚いた表情をしているのには可笑しかった。ひろは立ち上がり御崎が立つ場所まで向かう。そうすると驚いていた男子たちも、なるほどね。なんて頷きながら、お疲れ!また明日な。なんてひろに言葉を向け四人での会話に戻っていた。ひろも挨拶を済ませると御崎と共に廊下を歩きだす。

「遅れてすみませんでした」

少し後ろをついてくる御崎がひろに対して申し訳なさそうに言葉を向けてくるがひろはだた笑ってしまう。そこまで申し訳なさそうにされてしまうとこちらこそ申し訳なくなってしまう。本当に気にしていない事を告げると御崎もにっこりと微笑みひろの言葉が嬉しかったのかひろの隣まで近付いてくる。ひろもいつも通りの御崎に戻ってくれた事に安心したのかお互いに笑顔を向け合う。ひろは今まではどこか御崎と二人きりで会うことに何かしら誤解をさせてはいけない。と、変に気張っていたのだけれど今は自然体でいる事が出来ている。自分でもこの心境の変化はよく分からないが御崎の表情を見る限り不快な思いはさせていないだろう。そう思い二人は昇降口に向かい歩きだす。すると、御崎はなにかを思い出したかのように両手を叩きひろの方へと視線を向けてくる。

「そう言えば、メールで言ってた事はどうなりましたか?」

問いにひろは若干の苦笑いを浮かべてしまう。

「アレか。うん。若干のトラブルはあったんだけど万事解決?したよ!あの時は相談に乗ってくれてありがとうね。色々と助言もくれてたし。凄く助かったよ」

そう笑顔を向けると御崎はすぐさま視線を逸らし俯いてしまう。目にゴミでも入ったのかな?とまたとんちんかんな勘違いをしてしまう。大丈夫?目にゴミでも入った?なんて口に出すと御崎も恥ずかしそうに大丈夫です。と、言葉を返してくる。ひろの勘違いでも自分に対して心配してくれたと言うことが嬉しかったのか御崎の顔は赤くなり体温も上昇しているようだった。そんな乙女心を分かるはずもなくひろは、ならよかったよ。目にゴミが入ると結構痛いからね。なんて陽気な言葉を口にしながら歩きだす。放課後の学校には部活に行く人か教室や帰路をカップルで帰る人が多く目に映る。昇降口も彼氏、彼女とで楽しそうに会話をしつつ靴を履き替え帰ろうとしている人がちらほらと見かける。今まではその光景を見るだけで、羨ましい。などと言う感情が出てきていたのだけれど今となってはそう言う気持ちさえ出てこなくなっていた。不思議と自分の心境が変わってきているのだろうか?自問自答したところで答えが見つかるわけもなく昇降口を後にし御崎を待っていると数秒してからやってくる。

「私って先輩を待たせてばかりですね。ははっ」

「別にいいさ。僕は待ってる時間も好きだからね」

その言葉に対して何を思ったのか御崎は不思議そうな表情を向けてくる。なぜそのような不思議な表情になっているのかなんとなく分かってしまいひろは笑ってしまう。

「待つのがなんで好きかって聞きたそうな表情してんね」

「そ、そんな顔してましたか!恥ずかしい・・・です」

おどおどする表情も御崎らしくてつい微笑んでしまう。彼女には癒しの効果があるのかつい、ただの仕草を見るだけで心が穏やかになる。香織、紫穂とも話しをする時には素なんだけれど御崎と話しをする時は先輩と言うこともあるのかより素に近い自分が出せているような気がする。

「なんかさ?僕は人を待たせるのは嫌いなんだけど待つのは好きでさ。まだした事はないんだけどさ?漫画とかで彼女を待って遅れて来たら怒る彼氏とか居るでしょ?アレ勿体ないなーって思うんだよね。女の子って色々とお化粧をしたり服装とか考えて遅くなったりするでしょ?それってその待っている人に少しでも良い姿でデートをしようとして遅れたわけでしょ?まあ、寝坊とかもあるかもしれないけどさ。でも、やっぱり待つ間もデートだし誰かを待つってことは凄く幸せなことだと思うんだよね。待っているってことはさ?必ず自分に会いに来てくれる相手が居るって事だからさ。それって凄く素敵だと思わない?」

言葉を口にした瞬間に自然と笑顔を御崎に向ける。と、俯いていた御崎はジッと驚いたような表情でこちらを見てくる。驚いていると言うよりも尊敬の眼差しのようなキラキラとしたもののようにも見える。が、ひろには反応の言葉がない事にとても不安になってしまい変なことでも言ってしまっただろうか?なんて冷や汗が出てきてしまう。

「や、やっぱり・・・」

「やっぱり?漫画の想像だけでここまで熱弁するのは気持ち悪かったかな?」

そう言うと御崎は両手を左右に振ってくる。左右に手を振る速度と言ったらとても速く向けられているひろも若干驚いてしまうほどであった。

「全然です!やっぱり先輩は考え方も格好良いです!私感動しちゃいました!」

「か、感動って・・・そんなに凄い事を言っていないよ。でも、御崎ちゃんが引いていないって分かっただけで安心したよ」

「私が先輩の言葉で引くことがある訳ないですよ!でも、本当に感動しちゃいました。そうですよね・・・待ってる時からデートなんですよね。私も漫画とかでしか見たことないんですけどデートって本当に楽しいと思います。だって、好きな人と一緒に一日を過ごせるんですよね?朝から夕方まで・・・考えただけで恥ずかしいです!」

そう言うと顔を両手で覆いながら恥ずかしそうにしている。そう考えると僕は香織とほぼデートをしているのか?朝から夕方まで同じ教室でほぼ過ごしているのだから。そう一瞬でも考えてしまった自分を律する。そんな考えはただ気持ちが悪いだけだ。気持ち悪い思考を吹き飛ばすように頭を左右に振る。唐突に顔を左右に振るものだから御崎もどうしたんだろう?なんて表情を向けてくるが笑顔をつくり誤魔化しを測る。が、ひろに隠し事のような器用なまねはできるはずもなく御崎に何か不純なことでも考えていたのだろうと察せられる。

「先輩ってたまに鼻の下伸びてますよ!どうせ変なことを考えていたんですよね!」

「違うよ!誓ってそんな卑猥なことを考えていなかったよ!これは本当に!」

「まあ、高校男子だとそう言うことも考えるんでしょうけど・・・」

「だから違っての!御崎ちゃんの言った好きな人と一緒に一日を過ごせるって素敵なことだよな。って思ってただけ」

その言葉を聞き嬉しく思ったのか、笑顔になりそうですよね!素敵ですよね!と、嬉しそうに相槌を打つ。なんとか?矛先を逸らせた事に安堵しつついい加減この場所に留まっていても他の下校者の邪魔になってはいけないと思い校門に向かい歩きだす。ひろの後をついて行くように御崎も歩き控えめにひろの隣を歩いてくる。

「そう言えば、御崎ちゃんがメールで言ってた用件?ってなに?」

どうして、二人だけで歩いているのかと言えば御崎がひろに相談事があると言うメールを受けたためである。ひろの言葉を聞くと御崎もそう言えば。なんて自分から言ってきた事を忘れていたかのように手を叩く。御崎もしっかりはしているのだけどマイペースなところがあり、ひろもつい笑ってしまう。

「先輩が連絡をとってくれた友達すごく喜んでくれてて改めて私からお礼をちゃんと言いたくて」

そう言うと足を止めるなり深々と頭を下げてくる。その律儀さにひろは何故か驚き戸惑ってしまう。えへへ。なんて照れくさそうにハニカミながら頭をあげてくるその表情はとても可愛かった。自分は誰の笑顔に対しても可愛いなんて思ってるヤツだな。と、心の中で自分に言い聞かせ、すぐさまその御崎に対して出てきた感情を振り払い笑みを返す。

「僕は別に何もしていないよ!頑張ったのは友達の言葉を代弁して僕に言ってくれた御崎ちゃんの方だよ!だから・・・僕こそ、御崎ちゃんの友達の為に頑張って聞いてくれてありがとう・・・ってちょっと意味が分からないかな?何に対してのありがとうなんだこれ?ははっ」

頭を下げつつ言っている意味が分からなく笑いながら顔をあげると御崎は微笑みながら薄らと涙を浮かべていた。ひろは驚きポケットに入ってたハンカチを手渡すと、すみません。と、言いながら受け取りうっすらと出た涙を拭き笑う。

「ごめんなさい。なんだか凄く先輩の言葉が嬉しくて・・・自分の為じゃなくて友達の為に頑張った私に対してありがとう。なんて言われたの初めてで・・・本当に感動しちゃいました。私、やっぱり先輩のことがす・・・素敵だと思います!性格が!」

「せ、性格ね!・・・なんか僕が気に障るような事を言って泣かせちゃったかと思ったけど、違って良かった。ははっ。そこまで褒められる事じゃないよ。でも、本当にそう思ったよ?やっぱり恋ってさ?自分以外にも頑張ってくれてる人も居るんだよね。そりゃあ、一人で頑張っている人もいるけど、相談とかを誰かにする時もさ?相談した相手も頑張って助言とかしてくれたりして。周りの協力があってこその恋なのかもしれないね。やっぱり恋愛って偉大だ!努力なくして得るものはこの世の中にはあまり無いのかもしれないね!」

両手を広げまるで演説のようにいうものだから御崎も驚きながらも笑って聞いていた。ひろも流石に調子に乗り過ぎたと言うことが分かったのか照れ隠しに笑いながら歩きだす。御崎もひろから貸してもらったハンカチを嬉しそうに握り締めひろの横へ自然と歩き始める。今まで二人きりで話しをする時はどこかひろが一つ、二つの壁を作っていたような気がする。が、今はそんな壁は無くごく自然に会話が出来ている。御崎も自然に会話が出来ている事が嬉しいのかいつも以上に軽快な口調で話しをしてきている。その素直に嬉しい。と、言う感情が表情から伝わってくるためひろも胸の辺りがポカポカと暖かくなってくる。帰る方向は途中までは一緒だったためその間はずっと会話が途切れることなく話し続けていた。二人姿を照らしていた太陽が徐々に傾き始め紅い夕陽となり照らし始める。帰り道にひと際長い坂道があり丁度二人はその頂上辺りに立っていた。御崎が少し夕陽を見ませんか?と言ったためである。絶好の景色とまではいかないけれどそれでも紅く染まる街を見るのは何度だって感動的である。同じようなことを思っていた人も居たらしく学校の制服を着た生徒二人も静かに立ち写メなどを撮っていた。リボンの色からして御崎と同じく一年生の女子だろう。少しだけ御崎もその女の子に手を振るが近づき話しなどはしなかった。不思議に思いその事を問うてみる。と、御崎は口元を綻ばせ、

「彼氏と一緒に居るところに私が唐突に入って邪魔なんてできませんよっ。一応、挨拶はしたので大丈夫です。先輩はもしも友達が彼氏、彼女と一緒に居た時すぐに声をかけますか?」

「・・・確かに、よっ!元気かよ!!とは言わない・・・かも。いや、言わないね」

苦笑いを浮かべつつ反応するひろを見上げるように見る御崎は可笑しそうに微笑んでいた。視線に気が付いたのかひろも御崎へと視線を向けつつ笑う。すると、相手側の方から声をかけられる。

「あ、あの!写メ撮ってもらってもいいですか!?」

御崎の友人の彼氏だろうか?緊張した面持ちでひろにスマートフォンを渡してくる。ひろも唐突な言葉に驚いたけれどすぐに笑顔になり、もちろん。と、快く引き受ける。その言葉に緊張した表情はパッと明るくなり彼女が立っているであろう場所まで戻る。そうすると彼女の方も頭を下げてくる。ひろも手をあげて答え早速写真を取ろうとするがここで困ったことが起こってしまう。どう考えても逆光であり二人の表情が撮れないのである。その事を告げると、逆にシルエットになっていいんです。と言う返答が返ってきたため納得をし写真を撮る。撮った写メを見てみると思いのほかロマンチックで確かに表情こそ見えないけれど二人の影と夕陽と街が妙に合っておりこれはこれでいいかもしれない。なんて思いながら携帯を返す。すると、携帯を受け取った彼氏が言葉を続けてくる。

「ありがとうございます。じゃあ、次はお二人も撮りましょうか?」

提案にひろはどうしようか迷い御崎の方へと視線を向けてみると微笑ましくやり取りを見ていた表情が驚愕しているのか目をまんまるにしてこちらを見ていた。確かにこのドラマチックな街を背景に写真を撮るのは良いかもしれない。深い意味を考えることなくひろは御崎に頷き先ほどカップルが立っていた場所へと歩き向かう。すると、未だに思考がちゃんと働いていないのか御崎は驚いた表情のまま立ちつくしていた。その戸惑いが相手側の彼氏彼女にも伝わったのか、まさか余計なことをしてしまったんじゃあないのだろうか?なんて焦りのような表情になりつつあったためひろは上級生の余裕を見せるため御崎に向かって手招きをする。と、御崎は俯き加減でこちらへとやってくる。二人揃ったことで携帯を持ったカップルも安堵の表情を浮かべつつ合図の声を口にする。

「ちょ、ちょっと待ってもらっていいですか?!」

そう言うと御崎は急ぎ手ぐしをしストレートの髪なのでそこまで直すところは無いだろうと思いつつ笑いながら待っているとオッケイサインを送り再度カップルの彼氏が声を発した瞬間に驚きの声をあげる。御崎もひろもよく分からなくただ立っているだけであった。が、携帯の液晶を見ているカップル二人だけは妙にテンションが高い。一体どうしたのだろう?そんな疑問を抱きつつ近づいて行くと鼻息を荒くしつつ、凄いっす。と、言われ携帯を渡され見てみると二人ともが驚きの声を出してしまう。

「せ、先輩。この写メ私にも送ってくださいね」

「も、もちろん。それにしても凄い綺麗だね・・・これ」

二人の肩は自然とくっつきその事を気が付くことなくジッと携帯の写メを見ていた。そこには夕陽色に染まる街、表情こそ見えないけれど緊張した面持ちの御崎、どこか恥ずかしそうにしているひろ、そして赤色と青色が混ざった夏の夕暮れの空に一筋の尾が生えた流れ星がそこには写っていた。奇跡に近い一枚。なによりもこの写真を撮った彼氏が一番凄いと思ってしまい三人はその彼氏に拍手を送る。恥ずかしそうにしつつも嬉しそうに頭をかきながら笑っていた。街を覆う夕陽も徐々に顔を沈めて行き夜が近づいてくる。カップルはもう少しこの場所に居るらしくお礼を告げひろ、御崎はその場から歩き家へと向かう。御崎は未だにひろの携帯の画像を見ている。その表情は本当に嬉しそうでその笑顔を見ているだけでひろも自然と笑みがこぼれてしまう。

「でも、確かに流れ星と一緒に写るってなかなか狙って出来ないから凄いよね!これ。それに夜じゃなくて夕陽に染まる街をバックにってところが凄くいいよね」

「はい。私、今日がこんなに幸せな日になるなんて思ってもみませんでした!先輩と一緒に学校で待ち合わせして!一緒にお話しが出来て!それで!・・・な、なんでもないです」

なにかに気が付いたのか御崎は焦ったように口を紡いでしまう。ひろも御崎の言葉に頷き聞いていたため途中で終わってしまい何事かと思い視線を向けてみる。特に変わったような様子はなく恥ずかしそうに笑いこちらを見てくるだけであった。その笑顔の意図は分からなかったけれど、御崎がよかったと思ってくれていたのならよかった。と、ひろは納得する。しばらく歩いていると別れ道が視界に入ってくる。

「じゃあ、先輩。私はこっちなので・・・」

「あ、そっか!送って行こうか?」

「そ、そんな!!滅相もないです!!私の家はもうすぐそこなので!」

「そっか。じゃあ、気をつけて帰ってね。写メも送っておくから」

ひろの一言一言に嬉しそうな表情をする御崎に自然と表情は笑顔になってしまう。一度、頭を深く下げ御崎は家へと向かい帰って行く。ひろも御崎の後ろ姿に手を振り自宅へと歩きだす。空を見てみると薄らと淡い青色の夜空へと変わりつつあった。キラキラと銀色に光る星たちが顔を出し始める。静かに鼻から息を吸ってみると夏の香りが体中を覆い口から出て行く。

「夏の香りってやっぱりいい。どうして夏の夕方って妙にワクワクしちゃうんだろう。普通の日常で驚くようなイベントが起こるはず無いのに」

しばらく歩いていると携帯が震え見てみると数字の2が液晶に映し出される。一つは御崎からのメールでありもう一つは紫穂からの着信通知であった。

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