次々と起こる(修復者視点)
私は堕天使を睨みつけながらも、堕天使は手を差し伸ばしながら、
「アンタ? 俺は魅力的な提案に断るのか? 富も名誉もいらないと」
その手を払いのけて、
「私は十分事足りる。それ以上の欲しいものはない」
堕天使は赤髪の悪魔がいることに気づくと、
「へえーあんたがここにいるの珍しいな。普通はあんまり関わろうとしない癖に、この人間の元にいるほど気に入ってるのか?」
赤髪の悪魔は微笑みながらも、
「堕天の王と織天使を弟子として育ててきましたが、三番目の弟子として育ててます。貴方もこの子が魔界を統べると思えないと?」
堕天使は笑いながら私を見ていた。
「なれるだろうね……分かるさ、暴食はこいつをがむしゃらに剣を振り回す。これは恐怖の表れだ。だからさこの子を俺の傘下に入れたかったが、何を言っても提案は全部拒否るだろうね」
私はそれを聞き、この悪魔はそれを加味した上で誘いを提案したと。
「という事は敵じゃない?」
私は堕天使に聞くと、
「俺は暴食の配下じゃないし、そもそも暴食の魔界統治すら賛成派でもないな。どっちかというと堕天使の王派だ」
うん……どうやら派閥争いがあるらしい。
「赤髪の悪魔は?」
赤髪の悪魔は考え込みながらも、
「私は天の主の配下ですよ……天界側ですね。天使たちからは悪魔や堕天使と嫌われてますね」
呆気に取ってしまったというか、そもそも天界の本を出せるのは彼がその陣営に所属しているのだなと思いながら。
「でも私は見るだけですけどね」
私は黒い球を作り出して投げると、華麗に吹っ飛ばされていた。
「アンタさ……怖くないのか? あの暴食すら戦わないと決めた相手だぜ?」
「いや たまにはこうしないと私の鬱憤晴らししたいから」
堕天使は呆れているが、まぁ……いいか。鈴の音が聞こえると、悪魔とは違う気配を感じて振り返ると
「あんたが噂の人間か 俺は鬼の頭領やってるものだ。ここ最近はちょっと俺たちの住処が荒らされててな……あんたの配下にして欲しいんだ。悪魔どもの争いに参加するつもりないし、一族の身の安全のためにな」
私の知らない間に、向こう側の世界はどうやら私の他に龍族の祖にあたる分身が暴れているようであり、そいつは龍界のみならず妖怪たちが住まう世界すらも暴れていき、負傷者も多いようだ。
「戦争している暇ないじゃん……その龍の分身はあの人しか予想着かないし」
逃げても死、諦めても死 戦い勝つしか方法がない。特に暴食とその龍は勝つことしか考えてないという。
「まぁ……ドンマイ アンタのサポートは任せろよ 72柱の大半はアンタに降伏してる身だしな」
堕天使は悪魔の活用法や彼らから貰った魔法に関する本を読み漁り練習する日々を送った。




