いつもと違う声(修復者視点)
私は瞑想を取るために、川のせせらぎの音楽を流しながら内省していく。
「どうすれば己の感情を制御できるか」
私はひたすら出てくる言葉を、そう思っているのだろうなと流す。まるで全てが雲に流すように、どんどん深まるにつれて声が響く。
「修復者……君が瞑想するのはこれで100回目だね」
イメージが沸き起こると、そこは巨木の下に私がいた。
草原が辺りを覆い、風が葉を優しく揺らす。
ここが楽園なのかと。
「楽園ではないよ……修復者が分かりやすくイメージさせているだけだよ」
私はその声の主の方へ振り返ると、そこには悪魔なのか分からない存在がいた。
何でも噛み切れるような鋭い牙、手足には鎖がじゃらじゃらと音を立て、
体のいたるところに古い傷跡が走り、目は獣のような鋭さと狂気を宿す。
黒い影のような体、破壊を渇望する気配──これが、私の闇の姿。
「これが私なのか」
私はこれが自分なんだと理解する……そう、何もかも破壊したい、力を誇示したい、特別でありたいと願う姿なんだと。
「修復者? 君は囚われすぎだよ……戻っておいで、こちら側に」
私は即座に、
「私は行きません」
するとその存在は微笑むと、
「こっちに来たら殺してたところだよ……合格」
すると二人ぐらい優しそうな女性がケーキを持っていた。
柔らかな光を纏い、白いドレス、優しい微笑み──女神の姿。
「ほらこれ食べて」
私は気づく、これが女神なのだと話しかけようと声をかけようとしたら、言葉を話せないことに。
「怖がらなくていいのよ 貴方は今後上手くいくわ。でも気にしないで、試練は合格する。でもそれはごく一般的な霊能力者の合格じゃなくて、だから誰かが貴方を不合格というでしょう」
私はもう一人の女神に、
「でもそもそも貴方は合格基準は違うから気を落とさないようにしなさいね」
そこで私は目を開ける……鼓動は早く鳴り、冷や汗が流れていく。
「なんだったの今のは……」
布団の上に倒れこみながら考え込む。
「考えても何もありませんよ……すべては直観に任せる方がいいですよ」
私は赤髪の悪魔が的確なことを言うので、
「まるで知ってるかのように心を弄んで、流石は謎多き堕天使だね」
まぁ……思い切りボコボコにされた。
「そういうことをあまり他の所に言わない方がいいですよ。貴方は何でも正直すぎます。貴方を理解する人間はいませんし、どんなに凄い人でも貴方は会うことはないでしょう」
私はそれを聞きながら、
「そうか……でも私はまだまだ修行のみかな」
赤髪の悪魔は微笑みながら、
「ではぼさっとしてないで、今日から貴方は私の弟子ですから、厳しく向こうの世界の勉強とルールを叩き込みます」
私は立ち上がりながら、
「よろしくお願いします」
そして赤髪の悪魔の指導の下で、まずは力をつける稽古を受けた。
この試練を越えた先に何が待ち受けているのかを




