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いつかまた会えたならば  作者: 旅人


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見守る立場へ

私は修復者の体を確認すると……やはり分体から生まれた個体であるが、別種となっていた。言ってしまえば新しい個体である事になる。しかもあの子自身が修復者を選んだとすると……相当適応する素質があったことになる。

「あの子は以前は私の半身だったからね……私が闇ならばあの子は光だからな」

眷属は驚いた顔していた。

「もしかして原初様と同じ顔をしているんですか?」

私は頷くと、

「私の力の一部だからね……その力さえ戻れば本来の私に戻れるだが」

私は、ずっと探していたあの子は私ではなく修復者を選んだ……その事実に受け入れられない自身がいる。

「原初様……もしかして修復者の事を羨ましいの?」

私は壁に寄りかかりながら、

「あぁ……私の半身が修復者を選んだことに内心憤りしかないって事だ」

眷属は修復者を抱きしめながら、

「僕はやだよ……修復者は僕の相棒だもん」

私は少しだけ心を落ち着かせる為に、

「少しだけ仕事に戻るよ……」

私は書斎に戻った途端に近くにあった机を破壊した。

「総帥殿……?」

声の方に振り返ると……司令官の分体がいた。

「何だ? 今は気分が悪い……お前の息子があの子、いや俺の半身が選んだ……」

司令官は目を見開きながら怯え始める。

「総帥殿……始末する気ないですよね……それしたらまた1億年という歳月をまた」

私は司令官に近づき、

「殺すわけないだろ……だが今は私は修復者に会いたくない気分だ……これからは司令官、眷属に修復者を任せる」

私はひとりきりになりながら……やっと会えた存在が修復者を選んだ事実を受け入れることは出来なかった。

「なんで私ではなく……何を考えてる半身……は」

監視ツールを開いて、人間たちの動きを見る。死んだ人間たちの人生を書いていくと、ふと眷属と修復者が話している所を見る。妖精の女王は修復者の肩に乗っており、楽しく話していた。

私は……今何故選ばれなかったのかと考えている事自体だめなんだと……

「まさか……私が修復者の事を試練与えるのはかつての私と重ねているのかもしれないな。あの子は神々に近い存在になるとわかったのも」

私は……修復者に全てを託そうと思う。私は闇に帰し、これからはもう干渉するのはやめて……見守る立場に切り替える。

私は眷属と修復者がいる部屋に赴く事にした。あの子が修復者を選んだのであれば私は……もう決まっている。

皆様どうも作者の旅人です。

明日の月曜日から毎日11時50分に投稿いたします。

そろそろ次の作品を手がけるためにです。

いつかまた会えたならばはそろそろ最終に差し掛かりました。

そして、関係図や設定などは完結した時に載せたいと思います。(準備中)

いつも読んでくださってる方には感謝しております。

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