休憩所にての連絡
私はやっと休憩所に着くと、そこには蒸気が出ており、微かに温度が低いと感じる。いや、感覚が麻痺してるのかもしれない。
東方の国を彷彿とさせる温泉らしき場所だった。
石造りの湯船、湯気が立ち上り、遠くに炎の滝が流れる。
熱い湯と冷たい霧が混ざり、肌を優しく包む──精霊界の癒しの場。
「なぁ? ここで休みたいのだが? 良いか?」
妖精の女王は嬉しそうに、
「いいよーここいいよね! 特にこのお風呂」
私はそれを見て……驚愕すると、
「地獄に置いてある釜茹でする温泉風呂だよ! これに入ると気持ちよくて」
私は妖精の女王に勧められてしまうと、断る。
「遠慮しとくよ。それよりこの泡が出てるところに入るか」
これは不思議な感覚だ。まるで全身を癒すかの程よい温かさ。
泡が肌を撫で、疲れが溶けていく。
「これはいい……」
妖精の女王はあの釜茹でに入ってるし……
「これいいんだけどなー軟弱者ですね」
私は何も聞いてないふりをする。構ってると己の身が危ないしな。
『原初様? 聞こえますか? 安全圏に着きましたので連絡したよ。魔界について話す』
私は悪の魔術師が連絡してきた事に、安全確認が取れたからよかった、無事で。
「無事だったのか 現在魔界はどうなっている?」
ーーーーーー
どうやら魔界全体が火の海となり、同種族である悪魔たちはそこで領地の奪い合いが苛烈する事に、
元から魔界に住んでいた堕落の王を筆頭に、堕天使を率いる王と海を象徴する女王にドラゴン(西洋竜)を率いる王などの全面戦争があったようだ。
だがその魔王という王座を堕落の王が勝ち取ったという。
そして堕落の王がとった行動は、覇権争いに負けた王たちを集めて自身の軍に組み込むと、
そして盲目はドラゴンを率いる悪魔の近くにおり、そしていつもの彼ではないと分かった。
悪の魔術師は、堕天使の王のもとで仕えているが、最近は堕落の王に私との関係をしてるのでは、ないかと疑われている。今は下手に動けないのと、今後は欺くために堕落の王の定めた人間を堕として仲間にするのと、小天使を狙い天界の弱体化を狙うという。
ーーーーーー
私はそれを聞いて、堕落の王は、本来の目的も聞くことができた。
『天界に認められず捨てられた自身の子の復讐』なんだと悪の魔術師はそれを伝えて、何か察知したようだ。
『悪いな……そろそろ動かないと疑われてしまう。次話せるか分からないがお互いへましないようにな それとあんたから貰った力を返しといた。司令官に聞いてくれ じゃあな』
そして悪の魔術師との意識が途切れた。
「早く……修復者を覚醒させなければならない時間はない……」
私は早く試練を終わらせることに決めた。




