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いつかまた会えたならば  作者: 旅人


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54/85

各々の見解(修復者視点)

「はっ! ここはどこだ!」

白い、だが落ち着く場所だ。天使と呼ばれる存在が住む場所──白い雲のような、穏やかで神聖な光に満ちた次元。

「起きたー起きた! 織天使様!」

なんだ! 眷属は無事なのか。

「眷属! 返事しろ」

眷属は小天使たちに囲まれていた。

「ここにいるよー。この子たちと遊んでた」

俺は安堵すると、

「お目覚めのようで何よりです。我が師匠から貴方たちについて聞いておりました」

振り向くと、盲目とは違うが少しだけ似ていた。雰囲気が似てる──穏やかで、でも底知れぬ深さがある。

「この人だれ?」

眷属と俺は初対面の相手に警戒する。

「まあまあ……警戒しないで。あの四人に紹介しなければいけませんね」

俺と眷属は小天使たちに囲まれて持ち上げられる。

「よいしょ! よいしょ!」

眷属は何か諦めた顔してる。あと小天使可愛いかな、一生懸命俺たちを運んでる。

「修復者……もう彼らに任せよう」

俺は辺りを見渡す。やはり天国で間違いないだろう。ひときわ大きな四人の天使が現れる。

「あの堕天使は堕ちたのか……久しぶりだな 原初の眷属。本当は叩き切りたいが、主から止められてるからな」

炎を身にまとい、四つの翼を持つ猛々しい天使。目には苛烈な光が宿り、剣のような威圧を放つ。

眷属は首を傾げる。

「どなたですか?」

優し気な女性の天使が、穏やかに微笑んだ。柔らかな光を纏い、水のような優しさが漂う。

「あっ! あの時のお姉さん!」

俺は眷属に聞く。

「知り合いなのか?」

眷属は頷き、

「前に原初様の内緒に天界に行ったのね。その時にね」

俺は生まれたばかりだから知らない事を学んでいく。原初様はここまで見ていたのか? 今は不在らしいし、司令官が仕事を回しているだろう。

もう一人の天使──風を操るような軽やかな翼、知的な目をした者。

そして最後の天使──土のような重厚さ、盾を思わせる守護の気配。

四人はそれぞれ、炎・水・風・土の力を感じさせる。

「ではこれからは貴方たちに試練を課すのは、この四人に任せます」

織天使がそういうと、

「貴方の意向なら構いませんが、私はこの暴力の権化のような方は見たくはありません」

炎の天使は、眷属のもとに行く。暴力の権化てっ俺か!

「てめぇ! 俺のどこが暴力の権化だ」

織天使は俺を掴み上げてなだめる。

「困りましたね……この子は磨けば」

四人は俺の方を見て、

「どの方向に転べば破壊にも癒しにもなりますが、私たちでは間違った方向にいくでしょう。ならば育てないのが正しいと思います」

織天使は首を振りながら、

「たとえ間違った道に歩み出したとしても、この子はそれから学び得るでしょ。そしてこの者は、当方の国の者たちが導くと確信してます」

四人は黙るが、各々態度を示していた。

炎の天使は苛立ちを隠さず、水の天使は優しく見守り、風の天使は興味深げに、土の天使は静かに警戒を解かない。

俺は思う……ここには俺の居場所などないと

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