赤髪の悪魔到来(眷属視点)
僕は、狼さんが何故か人型になってるので……
「狼男なの? 前は狼で可愛いのに」
狼さんは呆れた顔をする。
「別によくね。この姿いいだろう? かっこよくて」
僕は無視しながら狩りの準備をする。
「おい! 無視するな!」
なんか言ってるけど、僕からすれば大柄の二足歩行の狼……人から見れば襲われる一歩手前みたいな。
「いつもの姿がいいな……」
狼さんは文句言いたげな顔をしていた。
すると、懐かしい声がした。
「お久しぶりです。元気そうで」
赤髪の悪魔だった。目に白い包帯を巻き、穏やかな微笑みを浮かべているが、どこか底知れぬ気配を放つ存在。
「少し年をとりましたか?」
狼さんはため息をついた。
「もう15年は経過してるよ……こいつはもう大人だ」
赤髪の悪魔は、微笑みながら、
「そろそろお時間です。2年後に迎えに来ます。後悔のないように過ごしてください」
僕は狼さんに尋ねる。
「どういう事?」
狼さんは、うつむきながら、
「死の導きだよ……死ぬ覚悟をしとけ」
僕はそれを聞いて青ざめる。
「ちょっと待ってよ……僕まだこれからなのに!」
赤髪の悪魔は、まるで楽しむように──でもどこか悲しげに、
「ええ……貴方達には何回も、いや何万も死んで転生してもらいます」
狼さんは反論する。
「待て待て! こいつはもう家族できてるぞ!まだ準備はできねぇな…猶予あんのか?」
赤髪の悪魔は頷く。
「猶予は2年だけです。これ以上はできません。何も染まらない魂のまま殺します。あいつが気づく前に逃げます。いずれにしても今のままでは勝てません」
僕は狼さんに抱きつく。
「狼さんならそんな奴殺せるでしょ!」
狼さんは首を横に振りながら、
「あの化け物に勝つには相当、骨が折れる。特に俺よりも君の方が狙われてるかな。今は■■様の厳重な施ししてるけど……きっとそれすらも超えてくるだろう」
僕は逃げられないと悟り、
「どうやったら逃げれるの!」
赤髪の悪魔は、
「ですから2年後に殺します」
僕は急いで薬師の家に駆け込む。
「薬師さん! 助けてください!」
薬師さんは驚いてこちらを見て、ついでに薬師さんについている悪魔が赤髪の悪魔を見て、
「君主様!? ど、どうしましたか……」
いつもだったら狼さんや僕を見てもまるで子供を見るような態度が一変して、跪いていた。
薬師さんはその悪魔を見ながら、
「魔界の四大君主の一人である貴方様が、何故彼の前に」
赤髪の悪魔は、そんなに強い存在なのか。
「丁寧に言ってもらうのは初めてですが、私は彼とは長年共にしている方がおられますね。狼が仕えている方ですね」
薬師さんは、十字架を手にとりながら、互いに読みあいをするように会話がはじまった。
どうも作者の旅人です。
だいぶ小説の方も進みましたので、いつも通りの投稿になります。
読者の皆様にはここまで読んでくださるのは感謝しかございません。本当にありがとうございます。
今日は昼と夜に投稿になりますので見に来てください




