上書き
私は目覚める、どうやら解析が終わったようだ。彼らは研究成果を眺めているようだ。
「ご協力ありがとうございます。今回も良いデータを取らせていただきましたが、謎が深まるだけですね。どうしてエネルギー体である貴方がプラズマ体となり核のような爆発的エネルギーを制御できてるか…」
私は、これまでこの力を普通に使っていたが…彼らからすればこの力を制御できてる事すら、研究したいのだろう。
「今日は、これで終わりか?」
彼らは、まだまだ実験したいのだろうが私は、研究室から出る。
「また来てくださいね。貴方のお連れの方は100年後に迎えに来てくださいね」
私は、宇宙船に乗り書庫に急いだ。仕事が溜まっているからな。
眷属が強くなることを信じていこう。寂しいけど
さてと…星の間を通り抜けて私の書庫に帰ってきた。すると人間で言う団長の役割を持つ分体…今後はこのものを司令官と言おう。
「総帥!修復者が…」
私は、データ記録を見る…やってくれたよ。おまけに生きてる人まで。
修復者は今はちゃんと倫理観と論理感も育ちはじめてるから良いか。
この狂気を生んだ罪悪感が、少し疼く感じがする
「まぁ…帰ってきたら反省部屋に閉じ込めるとしましょうか」
司令官は、不服そうだったが…渋々持ち場所へ戻っていった。修復者は今は、助け合いを覚えているのだな…私の分体だったしテレパシーによる意思疎通はできるが人間の世界ではそうはいかない。痛みも何もかも共有できないからだ。だから、こんなに生きてる者達を手にかけてしまってる…反省部屋を改造しておこうか。体験させよう何回もね。彼らの苦しみを味合わせるのも大事だからな
私は盲目に連絡の手紙を送ると懐かしい声を聞く
「原初よ 久しいな」
私は振り向くとそこには天の主がいた。
「なんのようだ?もしかして?修復者のことか?」
天の主は頷きながらも腕を組んでいた。
「…世の中に獣を放り込み、記憶さえも消してなかったな そして…無実な民すらも」
私は、それを聞いて完全に忘れていた…
まさか、この狂気の元凶がこちらの確認不足だったことに
「忘れてた…申し訳ないな 私の確認不足だ…今後はないように心がける」
天の主はため息をついていたが私に書類を取り出して渡す。
内容を確認するとこれからの事について話すのだろう。
天の主は私に提案してきた。
「この世の中はどんどん悪意に満ちていくだろう…ならば救世主という存在を送り込もうと思っていてな。原初の意見を聞きに来た」
私は、耳を疑った…救世主とは一体…なんだ?
「救世主を送り込む?なんの意図で」
天の主は、青い星を見ながら、悲しそうな顔をしていた
「余の創り出した世界は、もはや望んでる姿ではない…それにお主の眷属や分体を隠せるだろ」
私は考える。天の主は、きっと別の事もあるだろうし人々は救世主を見ていることになる。
「いいだろう」
天の主は去っていった。私は修復者の教育は輝く者たちと盲目に任せよう。
私は仕事に戻り監視ツールを使い修復者を強制的に帰還させる事に決めた。




