地獄の仕事量(眷属視点)
僕達は、人類復興の為に身を粉にして転生しまくり、ある程度落ち着いたから原初様に報告しに行く。
「ただいまー原初様〜あれ?」
書庫がもぬけの殻だ……仕事が溜まりつつあるし、手紙も沢山届いてる。原初様はどこに……
「ねぇ……分体、これ仕事しないと」
分体も焦っていた。まずは手紙の返信だ。
「原初様てっ……こんなに仕事してたの!?あの人どんだけ仕事好きなのよ」
分体は書類の山に閉じ込められてるし。
「原初様はきっとこれが普通の仕事量だと思ってるんじゃないんでしょうか」
僕は思わず、
「異常だよ!あれかな?分かりやすくいえば100連勤だよ!」
分体は冷静に言い放つ。
「100連勤分の仕事を一日で片付ける化け物ですね」
僕は耳を疑う……
「えっとこれじゃあ何日分なの」
分体は少しだけ絶望的な顔で、
「およそ5日分かと思われますね」
僕は天に仰ぐように、
「あっ……終わった」
転生の疲弊が、胸を締めつける。
休みなく輪廻を繰り返し、
人類復興のために身を粉にしたのに、
原初様の不在が、
この仕事の山を無間地獄に変える。
魂の記録が、
僕達に降りかかる。
分体は、緊急ボタン押していた。そういや原初の分体は、前に代わりに仕事していたような。
そしてとある部屋の扉が開くと、大量の分体が行軍するように出てきた。
「これより原初様が不在との事です」
1人の分体が、
「司令官!総帥はどこに」
んーとこれてっ軍隊みたいなもん?僕は少し分体達が怖く感じた。いや……多分原初様は仕事しすぎて変になったんだ。
分体たちの自我が進化し、
軍隊のように組織化された。
原初様はきっと効率よくする為に作り上げたんだろうな
この子たちの力で何とかできるはずだ
「総帥は、不在だ。どこに行ったか分からない。だが我らには任務がある。この仕事終わらせるぞ」
それから、僕と分体達によって仕事がどんどん終わったかのように見えて、どんどん追加される。
「これは無間地獄だね……原初様のすごさを改めて感じたわ」
終わらない……だけどやらないと
仕事の山に重なる。
原初の不在で、記録するのが追いつかない
すると、盲目が訪れてきて僕は盲目に助けを求める。
「助けてぇー……原初様が……不在でして助力をお願いします」
盲目は、この状況下を理解してくれた。
前の戦争の影が、盲目の瞳に宿る。
「原初様が不在なのですね…少し私の方からも神々達に知らせておきましょう。多少は楽になるはずです」
僕は盲目に感謝しながら仕事をしていた。盲目は早速動いた。天の主に報告しに行ったのだろう。
原初様はやく帰ってきてください。
これでは、限界に近づきますと思いながらも分体達と奮闘した。
原初様の復帰を待っていた。




