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いつかまた会えたならば  作者: 旅人


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書庫の番人として

私はいつものように、魂の記録をしていた時に何者かが侵入してきた。

私は急いでその元へ赴くと人間の魂がいた。

人間で言う幽体離脱である。

私はその者に近づくと魂は気づく。

「骸骨だ!ここの番人?話せるかな?」

私は話そうとしたが声が発せなかった。

どうやら私は眷属がいなければ話すらもできないと言うことに気づく。

だから首を振る動作をする。

「えー話せないの?んーじゃあ僕の前世記録出して欲しいんだけど」

私は頷き、手を振りかざすとその者生き様である本がたくさん飛んでくる。

魂は喜びそれを受け取り調べていた。

「これが僕の生き様なんだね…こんなに沢山あるなんて」

私はそれを見ていたが、とあることに気づく。

この魂はまだ生きていることに、この世界では人間が1時間過ごすうちにこの世界は1分にしか満たないことを、この魂は3日程肉体から離れている。

私は急いで魂をつかみ、

「番人さん!どうしたの」

私は魂を元の体に戻してあげる。そう肉体から離れれば離れるほど元に戻れない今回は応急処置である。

私は記録を元に戻している時に、

「原初様はここにいます?」

私はこんなに馴れ馴れしい者などいなかったはずだが。

「誰だ 貴様は」

私はその者を見る。神々戦争で戦った人間で言う女神である。

「ご挨拶にと、今後とも 私の信者が供えをしてもらえてな 一緒に食べぬか?」

私は首を振る。そもそも私は食べれないのだから。

「食べれない……すまないな」

女神は不思議そうにみてくる。

「ほんとにか 原初様が思ってるだけではなく」

私は考えたが人間が見た通り骸骨のような姿らしいのだ。姿ないと思っていたけれど。

「私の姿を見ていると思うが?」

女神は微笑みながらも私を撫でるように、

「私が見ると狼ですよ?もしかすると人や神々によってはイメージが変わるかもしれませんね。それとしっぽ振って可愛いですね」

私は少し休憩するならば、良いと思いながら女神の膝の上で眠る。

「あら?可愛いこと きっとこうやって癒すことなかったのかしら?」

私は管理者として厳しすぎたのかもしれない。

この膝の上で、

少しだけ、

孤独が溶ける。

だが、この癒しは、

一時の幻。

明日から、また多忙な日を過ごす

ただこの日だけはゆっくりとしたいものだ。

「なんだろうか……不思議な気分だ。私はきっとあの子が恋しいのだな」

女神は微笑みながらも疑問を言う。

「あの子とは?どういう方なの?」

私は少し考えると、

「そうだな……輝くもの達と近いがもっと輝いていて、私とその子だけで暮らしていたんだ。何もない世界で私を照らしてくれる」

女神は少しだけ考えるとなにか思いつくことがあるようだ。

「もしかして私達の母かもしれないわね。あの人はなんでも浄化するから、ついでに私達の母でもあるし」

私は目を見開きながら女神に聞く。

「真か!その者は何者なのだ!」

女神は私を抱き上げて、撫でる。

「そうね。天の主の母でもあるからね。あの人にはみんな逆らえない。でもお優しい方よ。貴方が言うあの子は多分その人なんじゃないかな?」

私は女神から飛び降りて急いで宇宙船に行く。

胸が疼く。

あの子……恋しい光。

何もない世界で、

私を照らしてくれた唯一の輝き。

もしその人があの子なら、

永遠の闇から、

ようやく解き放たれるのか。

「お待ちください、原初様。女神の世界に行くには貴方は女か男どちらですか?」

私はその言葉に、久しぶりにあの母データを使い女の姿になる。

闇から借りた形が、

少しずつ欠けていく痛み。

女の姿は、

あの子と暮らした記憶の残響。

優しく、温かく、

でも永遠に失われた。

「あら?そういうこともできるのですね。私が女神の世界に案内いたしましょう」

私は宇宙船に女神を案内すると女神はとても珍しそうに見ていた。

「こんな乗り物はじめてですね…私達は基本的に対象をイメージしてここに来れるので」

私は驚く……魔法というやらは、ここに到着できてしまうのか。

「そうなのか……私はこれがないと移動できない」

女神は青い星をみながら、

「基本的には、青い星の世界の上に次元を作り暮らしているので原初様がいる。宇宙では生活環境が違いますからね」

私はふと思う。確かに、私は宇宙で暮らしてきてあまり神々が来ないと思っていた。その理由がこれなのか。

「そうか……」

女神の案内の元に女神が住む世界へと次元をあけて、目指した。

宇宙船が光の渦を切り裂く。

女神の世界は、

浄化の光に満ち、

すべてを優しく包む。

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