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愛情分からせが必要です

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。最後の方だけ軽くR15です。

苦手な方はご注意下さい。

最後に身内の前で泣くのを止めようと思ったのは何時だったか。弱味を見せないと誓ったのは何時だったか。其れはよく覚えてなてない。でも止めた理由は、はっきりと覚えてる。訳を聞かれて答えるのが死ぬほどしんどくて止めんだ。

それ以来、私はただの物分りが良く、扱いやすい人間と思われる様になった。本当は全然違うのに。“メンヘラ”とカテゴリされる程、面倒臭い人間なのに。


彼とデートに行くことになった。特に何をするという訳ではなく、好きな街並みを共に歩き、思った事をポツポツと口にする様なものだった。

それに不満があるという訳ではない。隣を歩くのは好きだから。けれども彼の視線が前からも、私からも外れ、他の女性を目で追うのを見ると、やはり胸が苦しくなる。

彼はなんで私を選んだんだろう。何の取り柄もなく、秀でたところもなく、魅力に欠ける私を。今すれ違った人、綺麗だったな。美人で、スタイル良くて、それで……それで……。

精神的安定が崩れる。泣くのを堪えて唇を噛む。

泣いてはいけない。泣いては。私より優れた人を選ぶのは、人として当然なんだから、気にしちゃ行けないの。許さなきゃ駄目なの。……あぁ、そう言えば、男の人が巨乳な人を見た時、『男なら浮気しても仕方ない』、『そりゃ浮気するわ』って言ってたな……。

「なんで泣いてるの!?」

彼の叫びで精神の深海から浮き上がる。何が起こっているか分からない。ただ彼は私の肩を掴み、焦った様にオロオロしている。

「……私より好きな人が出来たら、そっち行って良いからね」

物分りの良い子を演じようとしたのだ。『目にゴミが入っただけ』と笑顔で言うはずだったのだ。でも口から出たのは、絶妙に面倒臭い言葉で、其れが尚のこと動揺を掻き立てる。

彼は唇を強く噛み締めると、突如私の手を掴んで、来た道を戻り始めた。

「今日の外デートは終わり。明日、君は休みでしょ? お泊まりデートに変更」

「まだ疲れてない」

君らしくもない、強引に私の手を引き摺って歩くなんて。しかし彼の手はそんな私の思いとは裏腹に、力を増す。

「分からない子だなぁ……」

その時の表情を忘れはしないだろう。何時もは穏やかで、柔い黒さを称えた双眸が、タールの様などす黒い怒りに満ちていたことを。

その後、彼の家に着くなり唇を奪われた。今日の瞼よりも、腫れぼったくなる勢いで唇を吸われた。その後も朝になるまで離してくれなかった。どれ程抵抗しても、離してはくれなかった。

―2024.6.28追記―

大事な事を付け加え忘れました。

彼女の話している、泣いては行けない〜からの文言は、私が実際に見た話。

全男性そうでは無いと思いますが、反感を買う文言の為、根拠があるということをお話しておきます。

――――――――――――――――――


分かればよろし と ヘリオガバルス(ローマ皇帝)

は語呂が似ている事に気が付きました。


メンヘラあるあるなのですが、定期的に愛情わからせされないと、不安になって泣くんです。


※健常者には全く理解出来ないこの一文。


自分は彼女の事を大切に思っていて、それなのに『自分の事は捨てていい』と帰ってきたので、愛情分からせする事になった話。

『嫌だ』と言ってもやめないのがこの特徴。


カレーが食べたいですね。

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