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279°
家に帰ると、部屋へと戻る。
杖もベッドわきの、すでに定位置にしている場所へと立てかけ、そろそろと歩きながら勉強机に付属している椅子に座った。
鞄を空け、買ってきたものやもらったものを並べていく。
の、一つ。一番大切にカバンから取り出した、あの白い箱1つを、恭しく机の一番目立つ、中央に供える。
中身はまだわからない、そもそもあのギフトコーナーのときですら中身を知らされなかったからだ。
ただ、あんずのことだから俺が危なくなるようなものは渡してこない。
それだけしかわかっていない。




