表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
位相  作者: 尚文産商堂


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/59

271°

「……あの、それで。相談していたアレは」

あんずが座ると早速、俺にはわからないことを話し始める。

「すでに準備しております。少々お待ちください」

にこやかにカウンターの向こう側にいる店員があんずに話しかけている。

言って、店員がすっと立ち上がると、店の裏側に何かを取りに行く。

俺があんずに何かを尋ねるよりも先に、店員がけっこう大きな白い箱を1つ、そして手のひらにすっぽり入るくらいの小さな白い箱が1つ、それぞれ俺らのところへと持ってきてくれた。

「こちらになります」

「ありがとうございます」

箱の中身は俺には見せてくれないようだ。

ただ、大きな箱には快気祝いという熨斗紙が丁寧にかけられているのはわかった。

「とりわけ用の袋はお付けになりますか」

「お願いします」

にっこりとしているあんずに、店員が大きな袋と小さな袋をそれぞれ手渡した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ