44/59
?° (8)
一気に紅茶を飲み干す。
冷めてしまったかと思っていたけど、そんなことは全然なかった。
むしろ、まだ湯気が出ていてもおかしくないぐらいの熱さを感じてしまう。
「……いい飲みっぷりだな。お代わりはどうだ」
「いえ、大丈夫です」
追加を入れようとしてくるスタディンに、俺は手で制止をする。
「そうか、残念だ」
スタディンの表情には確かに残念そうだという無念の念が感じられる。
ティーポットはそれでも微動だにせず、誰かが中身を飲み干されるまではここにあり続けるだろう。
一気に紅茶を飲み干す。
冷めてしまったかと思っていたけど、そんなことは全然なかった。
むしろ、まだ湯気が出ていてもおかしくないぐらいの熱さを感じてしまう。
「……いい飲みっぷりだな。お代わりはどうだ」
「いえ、大丈夫です」
追加を入れようとしてくるスタディンに、俺は手で制止をする。
「そうか、残念だ」
スタディンの表情には確かに残念そうだという無念の念が感じられる。
ティーポットはそれでも微動だにせず、誰かが中身を飲み干されるまではここにあり続けるだろう。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。