28 幕間 礼状の束
上手くまとめられなかったので、かなり少量の回です。
部屋に帰ると、アデライーデの文机の上に礼状の束が置かれていた。
あとはアデライーデがサインをするだけになっていた。
そして、マルガレーテからのメモが添えられている。
明日のお支度に支障が出るといけないので、ただ今から贈られてくる祝いの品はマルガレーテの方で礼状を出すという旨が書かれていた。
「お世話になりっぱなしだわ…」
流石にマルガレーテに王宮のお菓子というわけには行かないと思うので、バルク国からなにか贈ろうと陽子さんは思った。
それにしても…何年ぶりに手書きであんなに礼状を書いたろうか…
ペンだこができそうなくらいだったわ…
パソコンやスキャナーやプリンターって偉大だわ…
それにしても、日本語で礼状を書いてマリアが読めるのを見るのは不思議だった。(これは転生特典みたいなものなのかしら… すごく便利だけど不思議ね まぁ今こうやってアデライーデになってるのが1番の不思議だけど…)
着替える前に部屋を守ってくれている護衛の騎士たちも部屋に呼び、文官達と同じようにお礼を言った。
騎士たちは少し戸惑いつつもアデライーデの謝意に応えて、あと僅かではありますがお守りいたしますと礼を述べ退出して行った。




