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身体、貸します。  作者: つぶあん餅
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一話 なぜこうなった。

処女作、初投稿です。矛盾点などあるかと思いますが、よろしくお願いします。

どうもはじめまして。大和ナデシコです。

...いや別に、「私、美人の大和撫子なんです!」とか言ってる訳じゃないよ?こういう名前なんだ。大和が名字でナデシコが名前なんだ。発音はヤマトナデシコ、じゃなくてヤマト、ナデシコな。区切ってくれ。ここ重要。

この名前のせいで自己紹介とかの時、絶対相手に「...はい?」つって聞き返されるんだ。クソ...じいちゃん(名付け親)め...

男が生まれたのに、ナデシコなんてつけてんじゃねーよ。

...ん?もしかして、女だと思ってた?...フッ、いつから女だと錯覚していた?(涙)

まぁとりあえず、名前と、ある体質以外は普通な高校一年生15歳です。...普通なはずだ。うん。


さて、自己紹介も済んだところで、今俺が置かれている状況を説明しよう。

あ...ありのまま、今起こったことを話すぜ!足元には、光輝く魔法陣みたいな大きな円。周りは、なんかお札っぽいのがびっしりと貼られたドーム状の壁に囲まれている...そして目の前には、俺の方に銃口を向けている、着物を着た黒髪美少女...な...何を言ってるのかわかんねーと思うが、俺はもっとわからない。

...はっ、しまった。動揺のあまりコピペみたいになってしまった。


現実逃避はこのくらいにして、そろそろこの状況をなんとかしないとマズイ。かなりマズイ。目の前の銃刀法違反女は、引き金に指をかけ、今にも俺の心の臓を撃ち抜かんとしている。

あの中には、実弾が入っている。本気で危ない。なぜ分かるのかって?さっき撃たれたからな!幸いにも直撃はしなかったが、左腕をかすった。すげぇ痛い。

このままでは、確実に死んでしまう。弾が当たったところから流れる血が、それを物語っていた。

本当なら、「銃刀法違反者だああああ!!!」とか叫びながら逃げたい。全力で逃げたい。札の壁に囲まれてるから、逆に壁に追いつめられて終わるだろうけど。

しかし俺の身体は今、絶賛乗っ取られ中である。要するに、身体の主導権を何者かに奪われているのだ。


俺がさっきから呑気に自己紹介したり、状況を分析したりできているのも、俺の身体を乗っ取っているこいつの目を通して外を見ているからだ。もしも一人でこの状況に直面していたら、正気を失って発狂している自信がある。今はこの通り、バッチリ正気を保ってるぜ!


『ぎっ、いやあァアああ!!!』


......なので今、頭をかきむしりながら絶叫しているのは、俺の身体を乗っ取っている奴であって、俺ではないはずだ、そう思いたい。

しかしはたから見れば、頭をかきむしり目を限界まで見開き、完全に正気を失って発狂している男子高校生(俺)と、男子高校生に銃を向ける美少女の図にしか見えない。

第三者に見られたら、確実に俺の社会生命が終わる。


......本当に、どうしてこんなことになってしまったんだろうか。さっきまで、いつもと変わらない日常を過ごしていたというのに。


「ヒト喰らいの悪霊よ...あなたを、徐霊させてもらいます」


そう言い、美少女が俺の身体を乗っ取っているこいつ、改め悪霊さんに狙いを定める。

いやちょっと待て。悪霊さんが使ってるの、俺の身体なんだぜ?その銃ぶっ放したら、悪霊さんと一緒に仲良く死んじゃうんだけど。


え、何。俺、死ぬの?


も、文字が少ない...日本語力が足りない...。

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