昨日の再来(風呂場の少女 中野白姫)
あまり深く今は、考えないでください この物語は、じょじょに・・・を元にしていますので
今日 学校に行くと 違う奴が校門の前で待っていた 待ち伏せと言えばいいのか
(あっ…なんだ)
よく見ると 昨日 ホテルの風呂場でばったり会った奴だった
(チッ…なんで こんなにめんどくせぇ ことばっかり起こるんだろうな…)
相手は、俺に気づくと あっ とか言って俺の前に来る
「先輩…」
「あっ? なんだよ」
話したいことは、わかっている なんで覗いたのかだろう
「先輩…昨日」
(ほらな…)
「それで?」
「先輩… なんであんなところに居たんですか…」
「あっ? お前に関係ねーだろう」
「関係ありますよ…私 ばっちり見られちゃったんですから」
昨日のことを思い出してるのか顔が赤くなる でもすぐに敵意を見せてる表情に戻る
「お前の体 見たかって 減るもんじゃねーだろう…」
「減らないかもしれませんが…お嫁に行けなくなっちゃいますよ」
「ぐちぐち 言うなよ…お前死ね じゃあお前は、どうしたいんだよ…訴えたいのか? あん?」
「なんで あなたがそんな口調なんですか…あなたがそんなこと言える立場じゃあないですよね」
「だから…うっせーよ!!」
そう言うと相手は、恐縮する
「チッ…めんどくせぇな 前に立ってると思ったら そんなことを俺にぐちぐち言うために来たのかよ…お前 なにがやりたい 無意味なことは、すんな…許せないなら警察でもどこにも行けばいいだろう なぜ俺にそんな 確認を求めんだよ…お前のそう言うのを見てると腹が立つんだよ!!! コラッ!!」
周りのみんなが俺達 2人に注目した気がする 当たり前かここまで怒鳴れば普通に聞こえるか
相手は、泣きそうな顔をしている
(泣けよ…泣くことしか出来ねーんだろう…どうせ そうやって誰かの助けを待ってるんだろうよ…)
「なんで…」
「あん? もっとはっきり喋れよ…」
「なんで…あの時は、やさしかったのに のに…いつからあなたは、そんな風になっちゃったんですか!! 佐藤先輩…」
「はっ? 何言ってんだ お前」
「私とあなたは、昔 会いました…一緒に遊びもしました…後 他に3人の友達も居て…先輩以外 全員女の子だったんです…あなたは、1人で居た私を引っ張ってくれました…」
そう言って 何やら語る少女 俺は、それを聞いて 何も浮かばなかったと言うか こいつと遊んだ記憶がない
どうせ嘘だろうとは、思えない 何かを漂わせていた
「私は、嬉しかったんです…友達とかあんまり出来ない性格でしたし…それに あなたは、2回 私のことを助けてくれました…それなのに それなのに あなたは、昨日 あんなことをして…」
(2回だと…)
「佐藤先輩…昔のあの優しかったあなたは、嘘だったんですか 虚実なんですか?」
(昔…俺)
思い出そうと思って考えて見ても頭に浮かんで来ない
相手は、真剣に泣きそうだ
こいつの話は、妙に説得力がある けど俺は、知らない 知らないと言うより過去のことをほとんど覚えていないといった方がいいかもしれない
(けど こいつが言うなら…会ってるんだろうけど…)
「おい お前なんて言う名前だ?」
いちよう名前を聞いてみることにした 名前を聞いたら 覚えてるかもしれないからだ
「中野白姫です…」
(やっぱり聞いたことねーな…ってか過去のほとんどを忘れちまっている俺からしたら聞いても一緒か…そういやぁ 今思えば なぜ こんな奴のためにここまで俺は、考えてるんだ…おかしな話だ ここまで考えるほどのものでもないだろう…)
「どうでもいい…」
「えっ…」
「どうでもいいつったんだよ…お前のことなんか知るか…」
それを言うと 中野白雪は、悲しそうな目をする
「それに なぜ わざわざ そんなのを今日 持ち出したんだよ…お前は、俺の何だ?」
「私は、あなたの…あなたを友達と思っていたんです…」
「友達だぁ? 反吐が出る 過去のことを持ち出してそんなに俺と仲良くなりたかったかよ…つまんねー 過去に縛られすぎだろう 馬鹿みたいだ…」
俺は、友達を作る気もさせる気もさらさらねー そんなの勝手にやってろと言う話だ…
「俺は、お前の言う昔とは、変わってるかもな…で? 変わったからどうなんだ? 俺は、こっちの方がせいぜいするね…昔の俺は、とんだお人好しだったんだな…」
「佐藤先輩 あなたって言う人は・・・最低です!!」
それだけを言って スタスタ学校の中に入る
(最低ね…いいね 最低でけっこう…お前みたいな自分の考えを押し付けてる様な奴に言われたかねーけどな…)
ここは、過去かよ…現実だよ 馬鹿…
(人は、いくらでも変わるは…変わらない人間が居るなら 俺は、そっちの方が知りたいね…朝から めんどくせぇことしやがって…)
本当 このごろ不愉快だ………