悪夢の1日
謎が残る回となっております
下校する 今日は、生徒取締委員会と言うところに行っていたので 今は、完全に夜だ
「チッ…」
俺は、近くにあった小石を蹴る
このごろ自分の甘さについて考える
昔は、ずっと1人だったんだ 1人が好きなのかと言われるとそうじゃない ただ俺は…
(あんな奴らとつるむきがしねーんだよ…)
それが理由だったのだ
けどこのごろ自分が流されてる気がしてならない 横をみれば 誰か居てる気がする
(本当 ムカつくな…なんだって 急に…)
「おい」
後ろから誰かに呼ばれる
「なんか用か…」
「お前 佐藤だろう あの有名な」
俺の前に居たのは、すぐ分かる 不良だった
「そうだが?」
「やっぱりそうだったか…」
「おい 佐藤 あまりいい気になってんじゃねーぞ」
(ちょうどいいや…久しぶりにもっぱじめるか…)
「お前 俺にむかついてんだよな?」
「なになに 俺とやろうと言うの 佐藤君? 違った俺達だったね」
よく見たら 2人居た
「御託はいいからさ…かかってこいよ さっさっとさ…俺 このごろ腹が立って腹が立って仕方ないんだよ…」
それを言うと相手は、ビビったのか 前みたいな 迫力みたいなのは、なくなっている
(これだけで もうダウンかよ…まだ言葉だけなんだけどな…)
「おい 佐藤場所を変えようぜ…」
「なぜ? お前らが早く殴りにくればいいだろう?」
「違うよ…今日はな 俺達がお前の相手をするんじゃねーよ ちゃんと居るんだよ」
「なんだ 逃げてんのか? じゃあここに連れてこいよ…」
「悪いな…お前の相手は、恥ずかしがり屋なんだ…出迎えてあげないと戦わないだってよ…」
「恥ずかしい? 臆病の間違いだろう…ふん いいだろう どこだ?」
そう言って 指したところは、近くにあったホテルだった
「あそこか?」
「ああ…あそこがお前の墓場 死にに行って来いよ…途中まで俺が付き合ってやるから」
「もし 嘘ついた時は、お前ら わかってるよな?」
「何度も言わせるな ちゃんと居るって」
俺は、そいつらの言うことを信じて中に入った
中は、普通だった 普通に人が居て普通に友達か知らんが会話をしていた
俺は、そいつに連れられて 2階の203号室と書いてあるところに来る
「佐藤 ここだ…」
そう言って 203号室を指す
(ここか…)
「お前らは、来ないのか?」
「俺らは、見物だ…無様にお前が負けてる姿を拝んでやるぜ」
「ふん…そいつを倒したら 次 お前らだから せいぜい遠くに逃げとくんだな…」
バタン!!!
俺は、ドアを思いっきり開ける
「どこにいやがる!!! おい!!!」
この時の俺は、喧嘩と言うことで頭がいっぱいだったので それだけだったので冷静差を失っていた
どんどん開けて行く そして最後のドアへと差し掛かる
「もう かくれんぼは、終わりだ…雑魚!!!!」
そう言ってドアを一気に開ける
「・・・・・・」
ちなみにここは、風呂場だった そして俺は、そこに居た人を見て唖然とする そちらも焦ったようで 目がてんになっている
なぜ目がてんになってるのか? そこに居たのは、ごつい男じゃなく 可愛らしい女性だった 美人か可愛い系かと聞かれると可愛い系の方に入る気がする
相手は、我に帰ったのか目をウルウルさせる そして…
「あなたは、誰ですか…なんでここに居るんですか…」
そう言って 横にあったバスタオルみたいなので自分を隠す 顔を見ると泣いている
「うぅ…シクシク」
(これは、ヤバイ…)
そう思った俺は、すぐにここから離れる 相手は、俺がどっか行ってる間もずっと泣いていたと思う 初めて女子の裸と言うのを見た
(めんどくせぇ…)
外に出ると あの不良の男 2人の笑い声が聞こえる
「騙されてやんの…ウケる」
「おいおい それを言うなよ 本人 前にいるって」
「そんなおこんなって お前が調子に乗るから悪いんだ」
「これを気にひっそり生活しろよ…変態の佐藤君」
そう言ってポンポンと俺の頭を2回叩いて 帰る
(あーっ…本当 変なことするよな 雑魚は…)
「おい…お2人さん」
呼ばれた2人は、俺を見る
「あん? もうすんだだろう お前を警察に突き出すぞ?」
「お前にかまってる時間ないんだよ 女子風呂を覗くのが趣味な佐藤君と違ってな…」
(本当 馬鹿だよな…こいつら 本当 馬鹿だ…)
「そう言われなくても すぐに終わるよ…」
「あっ? こいつ何言って…」
「おい なんか あいつ様子 おかしくないか? なんか下 向いたりして…ひっ・・・・」
「そんなの気のせい・・・・まマジかよ…ひっ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は、何食わぬ顔でホテルを後にした
(チッ…変な奴にあっちまったな )
あの女子の顔が目に浮かぶ
(相手も動揺していたし…ちゃんと俺の顔は、見られてないだろうな…あー めんどくせぇ…)
俺は、家に帰った