転校生 案内
この物語は、なんと言うか タイトルをつけるのにかなり苦労しております・・・
もっとインパクトのあるタイトルにしたかったんですけどね
下校時間いつものように来た道を帰る
(外は、落ち着くな)
「おーい!!!」
後ろから俺を呼ぶ声が聞こえる こんな俺に不良に何も知らず そんなすっとんきょんな声を出す奴は、俺は、1人しかしらない
(また あいつかよ…)
俺は、無視を決め込むことにした
「聞こえてないの?」
いつのまにか近くに来ていたらしく 俺の耳元から声が聞こえる
「・・・・」
「秋冬君」
「・・・・」
「秋冬君ってば!!」
「うるせー」
「やっと反応してくれたよ」
横を見ると こいつの他にゆずと言うこいつの仲間も一緒にいた
「今度は、なんだ?」
「私 昨日ここに引っ越して来たって言ったよね?」
「知らん」
「ちゃんと昨日のことは、覚えといてよ… それで私達 まだここの地域のこと知らないから 案内してほしい」
「嫌だ…」
(なんで俺がこいつらに付き合わなければならないんだ…本当 めんどうだ)
「えー そんなこと言わずにさ」
「めんどい…」
「大丈夫だよ 私達 夜遅くても大丈夫だから」
「聞いてねぇ…勝手にほざくな」
「どうせ暇なんでしょう? 秋冬君」
「うぜぇ…」
「ほら暇なんでしょう 殺し文句でごまかしてもダメだよ はい決定!!」
そう言って 2人でハイタッチをしている ちなみに春風夏希とゆずとか言う気に食わない女子の2人だ
「チッ…」
俺は、諦めてこいつらに案内することにした
「まずあそこが公園で不良の溜まり場で有名だ…それで向こうは、スーパーマーケットであそこの駐車場は、不良の溜まり場だ…次に」
「ストップ」
あちらこちらに指を指しながら説明していると春風夏希に止められる
「あっ? なんだよ…」
「もうちょっと まともに説明してほしいなぁ 私達 不良じゃない」
「用件が多い ガキだ」
「私 秋冬君と同じ歳だよ ガキなんかじゃないよ」
「あそこがレストランでお酒も出してくれる んであそこがコンビニでお酒は、安いのがお得だ んであそこが デパートで根は張るが美味しいお酒が飲めるな」
「ストップ」
また止められる
「あっ? 次は、どんな用件だ」
「お酒好きな人には、いい情報かもだけど 私達 未成年でしょう しかも秋冬君も未成年だよね?」
「うるせーな…お酒をなめるな」
「なめるなじゃなく飲めないよね…」
(いちいち変なところで良い子ぶりやがって…)
「あっ? だからどうした?」
「やめなよお酒なんて」
「別にいいだろう…お前みたいにこそこそ男を誘惑してそのまま落とし逃げしてるお前よりかはさ」
「やってないよ!! やったことないよ」
「チッ…めんどくせー」
なんで俺は、こんな奴と楽しく会話みたいなことをしてるんだろうか…
「そういうかさ 秋冬君って 有名だよね…今日もあちこちからその名前を聞いたよ…」
「あっ?」
「喧嘩は、やめなよ…」
「うるせー」
「秋冬君…良い匂いがしない? なんというか 熱々のゆでたまごの匂いが…」
良い匂いと言った前にラーメン屋の屋台がある
「よし 秋冬君 ゆず あそこ行こうよ」
「はっ? なんでだよ…ってかゆでたまごの匂いは、どこにいったんだよ」
「いいからいいから 硬いこと気にしない気にしない 秋冬君 あそこまで競争だ きゃっほー!!」
そう言って 無理矢理 話を打ち切り 無理矢理ラーメン屋の屋台にいれさせられる
「きゃっほー!! ラーメン3丁追加で」
「はっ…」
(俺は、何をしてんだろうな…)
そのおっさんは、はいよとか作り始めて すぐに出来る
「わぁ 美味しそうだよね」
そう言って真っ先に麺を食べて啜る ゆずもそれにならって麺を食べてすする
「うん 美味しい!! 秋冬君も食べてみなよ」
流石に不良とは、いっても 出された物をいらねーとか言って 帰れないわけで 俺もラーメンを食べる
「どう 美味しい?」
「黙れ…」
「むぅ〜 秋冬君 教えてくれたって良いと思うんだけどなぁ」
「うざい…ここに連れて来たってわけは、お前がおごってくれんだよな?」
そう言うとまっかせてと言って 自分が持ってるバックを空けて中を見る
「じゃしゃじゃーん 財布!!」
「・・・・」
「私を無視しないで 秋冬君…」
「うざい…」
「はっはっは…秋冬君 財布の中を見よ!!!」
そう言って お札いれのところを見せてくれる
「・・・・・・」
中を見ると 1万円札が数えきれないほど入っていた
「はっはっは どうだ!!!」
(チッ…良いところのお嬢さんかよ なんだこれは、自慢してんのか 自慢だよな…)
「付き合い料として 100万円」
「付き合い料高い高すぎるよ…」
「チッ…嘘だよ」
ラーメン屋で時間を潰したとさ
なんで俺は、こんな奴らと一緒に屋台入って 楽しくしてるんだろうか…