殺意…. 乱れる心
今日も学校が終わり放課後となる…
流石に全員 2日連続で生徒取締委員会を休むとへんに思われるので 今日は、俺は生徒取締委員会の方に足を向ける
ガチャ
俺は、ドアを開ける…
「あわわわ!!!!」
すると俺に向かってスライディングを決めようとしてるのか 宮野の足が俺の前に滑ってくる
(なんだと…)
俺は、体制を崩しながら 横跳びをしてそれをギリギリのところでかわす
迂闊だった…もし半歩遅れていれば 俺は、転けていただろう
そのまま壁に当たって止まる
俺は、宮野を睨む
(天然みたいなキャラをしていたから 俺もノーマークだった…)
痛てててと言いながら お尻をさすっている
「おい…」
俺の声に宮野は、こちらに視線を向ける
「お前… どういうつもりだ…」
「あの〜 すいません 転けてしまい…お怪我は、ありませんか? 先輩」
(転けてしまい? 俺をなめているのか…)
「嘘だな…」
「えっ…いやぁ 嘘じゃないんですが…」
「俺がドアを開けてからのスライディング しかも狙ったかのような絶妙なタイミング…これを転けると解釈するには、厳しいぞ…」
「えっ? ええっ?? いやぁ…あの 私 ドジっ子なもんで…すいません!!」
相手は、頑なに否定する
「失敗したら そうやって逃げるのか? 自分の正体がばれたくないから…」
「正体? 私は、ここに通う1年の宮野雪です…これが先輩の言う正体じゃないかと…」
(とぼけた顔をしやがって…そうやってずっと隠れてたんだな…)
「正直に話せよ…それともこのまま隠し通そうとでも思ってんか?」
「隠し通す? いやいや 私 隠すことも何もないんですが…先輩なんか目が怖いですよ…」
「そうかよ…お前は、隠すのか…本当に腹が立つ…」
「隠す? 腹が立つ? 先輩の言ってる言葉がわからないんですが…」
(このやり取り無駄だな…)
「チッ…ちゃんと肉体の方にダメージを与えないとダメみたいだな…俺は、女子でも手加減はしねー…俺を転かそうとしたのが間違いだったな…」
「えっ? えっ? 私が何を…いやいや 意味がわからない…そういやぁ先輩が前に…はっ!! すいません すいません 私は、転かそうと思って やったんじゃないです…ただ そんな転け方になったんです…」
宮野は、懇願する
(もう遅い…敵には、ようしゃしない)
「ストップ・・・」
そこでゆずの声が入る 俺は、自然と動きが止まる 宮野の方は、目を瞑って ブルブル震えている
「佐藤 先を急ぎすぎ・・・」
「ゆず こいつを庇うのか? 俺の敵だぞ…俺を転かしに来たんだ…お前もあの世に…」
パチン!!
「佐藤 落ち着いて・・・」
俺が言い切る前に ゆずが俺のほっぺたを叩く
「佐藤 宮野がそんなことをする人に見えるか・・・」
「お前…今 叩きやがったな!! 殺す殺してやる…」
「だから 落ち着いて・・・佐藤 あなたは、冷静沈着でしょう?」
「・・・チッ…」
(確かに頭に血がのぼりすぎた…)
俺は、素直に冷静になる 流石にここで戦うわけにもいかない 目立ち過ぎる
「佐藤にもう1回聞く・・・宮野がそんなことする奴に見えるか・・・」
「体験済みだ…俺のことを転かしに来たのは、間違いないんだからな…」
「じゃあ あれを見ろ・・・」
そう言って手で促す ゆずが促した方向を見ると 今もなお 宮野が目を瞑りながら震えていた…
「普通敵だったら 私と佐藤がこう話してる隙でもお構いなく攻撃してくるはず・・・ それか逃げて作戦を立て直すか・・・どっちかだと私は、思う・・・だけど あの子は、目を瞑りながら 佐藤に攻撃じみたことをしてしまい 反省してるじゃないか・・・あの動きは、敵に隙を作られる形だ・・・武道とかにも慣れてないんだろう・・・そんな奴が 佐藤に敵意を持って スライディングをして転かそうとか思うか? 私は、あの子の言う通り転けただけに思う・・・」
小さくごめんなさいと言う言葉も聞こえる… どうやらゆずが言ってることは、当たっている…
「チッ…」
俺は、部屋に入った
「佐藤・・・ちゃんと謝れ・・・一般人の人に何をしようとした? 殺そうとか考えていたんじゃないのか・・・」
(チッ…鋭い)
俺は、宮野の前に行く
「悪かったな…」
それだけを言って 俺は、部屋に入る
「佐藤・・・急にどうした・・・お前ほどの者がこんな失態をするとは・・・何かに焦っているのか・・・それとも過去を思い出すのが怖いか・・・」
「ゆず…減らず口が尽きないみたいだな…うるせーぞ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
生徒取締委員会も終わった あの後 宮野も元気になり 1人で仕切っていた 生徒取締委員会の面々は、それをひたすら聞いていた 俺は、聞かずに窓を見ていた
そして 生徒取締委員会の面々が帰ろうといって解散となった
「おい…春風」
呼ぶと ピクリと反応して俺の方を向く
「どうしたの? 秋冬君」
ちょうど今 2人だ
「土曜とか空いてるか?」
「えっ…」
相手がびっくりしているのがわかる
「空いてないんなら…いいんだ どうせ一昨日の話を2人でゆっくりしようと思ってた だけだし…」
「いや…いいよ 空いてるよ」
「なら ちゃんとはっきり答えろよ…そんな曖昧な反応じゃ 無理なんだとか思っちゃうじゃねーか…」
「うん…そうだよね ごめんね…」
(今日のこいつ なんか様子がおかしいな…)
今 顔が赤くなってるし
「体調わりーのか? なんか変だぞ…やけに素直だし…」
(そうやって 心配してる 自分も変だけどな)
「ううん…体調悪いんじゃないんだ…嬉しいんだ 秋冬君と一緒に遊べて…」
「遊びじゃねーぞ…昨日の打ち合わせみたいなもんだ…勝手にそんな気分になんな…」
「それもあるけど…でもでも 2人だよね…」
「あぁ…そうだな」
「多分…2人だけだから 嬉しいんだと思う…」
「はっ?」
(何言ってんだ…こいつ 2人ならいつも お前とゆずで2人だろうが…やっぱり おかしいな こいつ…)
「もういいだろう…帰らせてもらうぞ…」
俺は、それだけを言って 先々歩く
「もういい…って 話 振ったの秋冬君だよぉ…私を置いて行かないで…」
そうやって 俺の横に着いて来る
「えへへ…」
「何が えへへ…だよ キモイ」
「キモイは、酷い 酷くないかなぁ 秋冬君…」
「どうでもいい…」
「どうでもいい…」
「真似すんな!!」
「ふんだ…」
どうやら拗ねた様子
(チッ…めんどくせぇ)
俺は、春風のほっぺたを掴む 痛くない程度に
「いへへへ…ないすうのさ…」
(以外とマシュマロみたいで いいかも…)
「なんか 掴みたくなった…」
俺は、ほっぺたから指を離す
「ってか…痛くねーだろう…おもいっきり引っ張ってねーし」
「痛くなかったけど…びっくりしたよぉ…」
(俺もびっくりだよ…自分でこんなことをなぜしたのかにびっくりだ…)
「でも悪い気は、しなかったかなぁ…秋冬君 もっとほっぺた 掴んでぇーーー!!」
ボカン!!!
「い…痛いよぉ…」
「調子に乗るな…」
そんな感じのやり取りで俺達は、帰っていった
土曜は、どうやら こいつと1日を過ごすことになりそうだ
(めんどくせぇ…けど記憶のためだ仕方ねーか…)




