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春夏秋冬そして・・・Despair  作者: バーニング
主人公の日常 それと忘れられた記憶探し
10/58

佐藤秋冬と春風夏希1

バン!!!


「おおっ…」


「あん? なんだよ」


机に鞄を置くと 横に居る春風夏希がびっくりしている


「なんか機嫌悪いね… なんかあった?」


「どうしてだ?」


「だって バンって」


「バン?」


「バン…ババババン!!!」


「・・・・・」


俺は、何も言わず 椅子に座る


「無視しないでぇ…なんかここで秋冬君に無視されると 私 痛い子だよぉ」


「お前元から痛い子だろう…」


「痛い子じゃないよぉ ただ秋冬君のノリが悪いから こんな変なことしなくちゃいけなくなるんだよ…」


「じゃあかかわるな…」


「なんか本当に機嫌悪いんだね 秋冬君」


「お前のせいで もっと機嫌が悪くなったのは、事実だけどな…」


(自分に対しても機嫌が悪いんだけどな…)


「ふえぇえええええ!! 秋冬君 私達喋ってるだけだよぉ」


「俺をいれるな… お前だけだ」


(そろそろ無視するか)


俺は、視線を外に向ける 桜がチラチラ降ってる風景が見える


「秋冬君…」(うるうる)


「・・・・」


「秋冬君…ねぇ」(うるうる)


「・・・・チッ…」


なんかむちゃくちゃ横辺りから かまってオーラが出ている気がする


「秋冬君…無視しないで」(うるうる)


「お前 うるせーよ」


「やった 私に振り向いてくれた」


そう言って小さくガッツポーズをしている


「チッ…なんだよ?」


「ねぇねぇ 秋冬君 さっき校門のところで 誰かと話してたよね 何を話していたのかなぁ…とか思ってみたり 誰なのかなぁ…と思ってみたりもしてるんだけど」


どうやら ここから校門の前までバッチリ見えるらしい


「あれだよ…なんか 昨日いろいろとあいつとゴタゴタがあって それで怒りに来て…昔 会ったことがありますだってよ」


「へぇー」


相手がビックリしたかのような表情をとる


「なんだよ? なんか文句あるか?」


「いや なんかすんなり教えてくれたなぁ と喜んでいるんだよ」


「どうせシラを切ってもお前のことだからしつこく聞いてくるんだろう? そうなるとあとあとめんどくせぇーことになるから言っただけだよ…」


「えへへ… そうなんだ ゴタゴタねぇ あの子になんかしたの?」


「入ったホテルで 間違いが起きて ってことあるよな? そんな感じだ」


「あーたまにあるよね…そう言う時 私 絶対テンパっちゃうんだ ご…ごめんなさい みたいな」


「それがお風呂だったってことだけの話だよ…」


それを言うと春風夏希は、椅子と一緒に転ける


「もっと大人しく出来ないのかよ…」


「おっお風呂ってって なっなに?」


「どうした急に 顔赤くなんかして? まさか変なこと考えてんじゃねーだろうな? このムッツリスケベ」


「違うよ お風呂を間違えると言う表現がいまいちわからなかったようなわかるような そこのホテルって 開けた瞬間 お風呂!! みたいな?」


「ちげーよ…中まで侵入して 全部のドアを開けて確認して 最後 お風呂で入浴中だったと言うことだよ…」


「ねぇ 秋冬君 あなたは、何をやってるの? それ犯罪だよ 犯罪!! 不某侵入だよぉ…」


(いらないところまで喋っちまったな…)


「ちげーよ あそこのホテル中まで侵入しないと 誰の部屋か自分の部屋かわからないんだよ…」


「ちゃんと上 見ようよ… プレートに番号書いてるよぉ」


「めんどくせぇ…」


「ハァ…それは、いいとして その子には、許してもらったの?」


「わかんねー…なんか急にあなたは、昔 遊びましたとか変な展開になって 最後 最低とか言われたっけな…」


「それ仲良くなってないよぉ…それに忘れているとか二重にダメだよぉ…」


「仕方ねーだろう…忘れてるんだから 忘れていることを無理にほじくれというほうが無理な話だ…」


「よしっ!! 謝りに行こう!!」


「いってら…」


「って!! 謝るのは、秋冬君だよぉ なんで私 何もしてないのに謝らなければならないの」


「なんで?」


「秋冬君は、それほどのことをしでかしたでしょう!! 誠意は、あったとしても聞くことは、間違ってるよぉ…」


「めんどくせぇ…」


「はいはい めんどくせぇ…と言う決まり文句は、いいから いざ 謝りに行こう!!」


そう言って 俺を思いっきり 引っ張りながら全身する


(ガチでめんどくせぇ…)


「ってか お前 そいつの組 知ってるのか?」


「えっ?」


「組も年もわからなかったら 謝ることも出来ないだろう…先輩とは、言っていたから 後輩だとは、思うが…組までは、わかねーよな? 流石に1組 ずつ聞いて行くなんか俺 嫌だからな…」


春風夏希 固まる


(何も行動せずに行くところが こいつらしいと言えばこいつらしいか…)


「しかも今思えば そいつの名前も知らねー…これは、無理だな」


(危ない危ない 時間の無駄にしかならないことをやらされるところだった…)


「秋冬君!!」


「あん?」


「私に任せて…」


そう言って 風の如くどこかへ行く 向かってる場所は、職員室の方向だった


(チッ…どんだけ俺に謝らせたいんだよ)


けど時間的にもう朝では、行動を起こせない


(どうせ あいつのことだから 休み時間になったら行くんだろうな…チッ…そういやぁ 名前だけは、聞いたんだっな…)


確か 中野白姫


(まぁ ハンデだ…俺様が謝りに行こうって言うんだから それぐらいのことは、やってくれないとな…)


そしたら謝ってやるよ…春風夏希

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